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「DCを占拠せよ」でコーネル・ウェスト教授、ラヒーム・デヴォーンらが逮捕
(10/17)
米ニューヨークのウォール街で起こったデモ活動「ウォール街を占拠せよ」が全米だけでなく世界的なムーブメントと化している中、米ワシントンD.C.での「DCを占拠せよ」に参加していた、ヒップホップ文化とも関わりの深いコーネル・ウェスト教授(Dr. Cornel West)と、R&Bシンガーのラヒーム・デヴォーン(Raheem DeVaughn)が逮捕された。

今月16日午後、ワシントンD.C.に新たに作られた、活動家マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King Jr.)の記念碑の公開式典が行われ、その式典の後に、『人種の問題―アメリカ民主主義の危機と再生』(“Race Matters”)や“Democracy Matters”といった著書で知られるウェスト教授をはじめ数百人が米最高裁判所までデモ行進を行った。

ウェスト教授は「貧困こそもっとも痛烈な暴力だ」と演説し、資金集めが鍵となるアメリカの政治/選挙制度や企業優先となっている社会体制を批判。また、ウォール街で起こった「Occupy Wall Street」をきっかけに現在世界的に波及している‘占拠’デモを、「リーダー不在かつ誰もがリーダーの市民運動」と賞賛し、最高裁判所に対して国内政治に影響力を行使するよう求めて裁判所前の‘占拠’を開始。

この‘占拠’者たちのうち、退去を求められても移動を拒否した19人が逮捕され、そのなかには最新作“Love & War Masterpeace”でウェスト教授をゲストに迎えていたシンガーのラヒーム・デヴォーンや、この‘占拠’運動に共感した独立系メディア ncfTVのデニス・トレイナー(Dennis Trainor)らが含まれていた。逮捕の瞬間はこのncfTVのスタッフによって撮影されており、ラヒームのTwitter/Facobookアカウントでは、代理人が逮捕の瞬間を撮影した静止画像を公開。「俺たちの仲間、ラヒーム・デヴォーンが逮捕された。今も牢獄の中にいる」とコメントしている。

ニュース提供:bmr.jp

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