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オッド・フューチャー、やっぱり?トラブル続き
(11/07)
リーダー格のタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)をはじめとするロサンジェルスから飛び出したアーティスト集団、オッド・フューチャー(Odd Future Wolf Gang Kill Them All)。タイラーのソロ・ヒットやそれに続くフランク・オーシャン(Frank Ocean)やメロウハイプ(Mellowhype)、ザ・インターネット(the Internet)などそれぞれに活躍を続けているオッド・フューチャー軍団だが、元々賛否両論を巻き起こす強烈キャラが売りな彼らだけに、各メディアから注目を集める現在も案の定、問題が立て続いている。

まずオーストラリアとニュージーランドの両国にまたがって開催される音楽フェスティバル「Big Day Out」に出演が決まっていたオッド・フューチャーについて、同性愛に対する侮蔑的な歌詞を理由にニュージーランドの市民団体が出演中止を要請。「彼らを出演させることはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々を危険にさらすということだ」という主張を受けてニュージーランドの首都オークランドでのフェス出演がキャンセルされ、オーストラリア公演とオッド・フューチャー単体でのコンサートのみが行われる形に改められた。

また、オッド・フューチャーが10月30日に行われた「Voodoo Festival」に出演した際に、撮影していた女性カメラマンのレンズをメンバーのレフト・ブレイン(Left Brain)が殴り、ぶつかったカメラによるアザができたことで謝罪を求められるトラブルが発生。ところがこのカメラマンに対し、グループやレフト・ブレインからの謝罪はなく、逆にオッド・フューチャーのファンから殺害やレイプを予告する脅迫メールばかりが届いたとのことで、この女性カメラマンは傷害罪で訴え出ると表明している。

加えて初日に好評を得たフランク・オーシャンのソロ・ツアーは、2日目のニューヨーク公演を病気を理由に急遽キャンセルと、オッド・フューチャー周辺で問題が頻発。当のリーダー、タイラーはTwitter上で「ニュージーランドはニガーが嫌いってことだ」と、フェス出演キャンセルは人種差別だと市の対応を非難。またグループの広報担当者は女性カメラマンの問題について、カメラマンたちが繰り返しファンとステージの間から退場するよう求められたにもかかわらず撮影を続けたため、レフト・ブレインが「カメラをなぎ払っただけ」で、カメラマンに怪我を負わせる意図はなかったと弁明している。
(photo by jaredeberhardt, CC BY-SA 2.0)

ニュース提供:bmr.jp

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