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“Yonkers”のヒットをきっかけに注目アーティストの筆頭に躍り出たラッパー/プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)が今年リリースしたアルバム“Goblin”に続く新作“Wolf”を2012年5月にリリースすると明かした。
米Spin Magazineとの取材でタイラーは、彼のお気に入りだというステップキッズ(the Stepkids)のアルバムを流しながら、「俺の新作はこんなサウンドになると思うよ。自分が影響受けたもの全部を詰め込んだ音楽が作りたい。どうやったらいいかはわからないが、こういうのも試してるし、バンドを作るかもしれない」とコメント。オッド・フューチャー(Odd Future Wolf Gang Kill Them All / OFWGKTA)の仲間で、メロウハイプ(Mellowhype)としての新作“Numbers”を準備中のホッジー・ビーツ(Hodgy Beats)も、ブラック・キーズ(Black Keys)やピンク・フロイド(Pink Floyd)の名を挙げ、そういうバンドを作りたいと語っている。
タイラーは、その過激さも物議を醸したラップの内容について、「レイプや死体を切り刻むこと」から新作では離れるつもりだという。また、“Goblin”のような内容を期待されても、貧乏だった18歳の頃と違って、成功した現在では同じような音楽を作ることはもうできないと語っている。
タイラー・ザ・クリエイターを筆頭とするアーティスト集団オッド・フューチャーは、自主制作ながら今年4月にメジャーのSony / RED Distributionと配給契約を結んでおり、その注目度の高さがうかがえる。アメリカ、ヨーロッパを中心にティーンや白人層を巻き込んで熱狂的人気を得ているオッド・フューチャーからは、メロウハイプに続くデュオ、ザ・インターネット(the Internet)のアルバム“Purple Naked Ladies”も12月20日発売予定と発表されたばかり。
(photo by thecomeupshow)
ニュース提供：bmr.jp
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