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11月8日に44歳の若さで急逝したラッパー/プロデューサー、ヘヴィ・D(Heavy D / 本名Dwight Myers)の近親者だけによる葬儀告別式が18日、幼い頃に家族でジャマイカから移り住んだNYウェストチェスター郡マウントバーノンにあるグレース・バプティスト教会で執り行われた。
その前日には一般弔問と通夜が行われ、コメディアン/俳優のクリス・ロックや、パブリック・エナミーのフレイヴァー・フレイヴ、ラッセル・シモンズ、ウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット夫妻、ジェイ・Zといった顔ぶれがお悔やみに訪れた。
本葬には、アッシャー、クイーン・ラティファ、Q-ティップ、ジョン・レジェンド、メアリー・J.ブライジ、ソルトゥン・ペパ、カーティス・ブロウ、アル・B・シュア、ジェイダキスらが参列。バラク・オバマ大統領から手紙も寄せられ、黒人運動家としても知られるアル・シャープトン牧師が、ヘヴィ・Dの11歳になる一人娘イクシアの手を取って代読したほか、Uptown Records創設者のアンドレ・ハレルとディディ(Diddy / Sean Combs)がジョークも織り交ぜて弔辞を述べた。
またジョニー・ギル、アンソニー・ハミルトン、ヨランダ・アダムスらが歌を捧げる場面もあり、中でもヘヴィ・Dのふたりの姪が歌った“His Eyes Is On the Sparrow”と、娘イクシアの「お父さんは素晴らしい人でした。心の中ではずっと一緒です」という挨拶は弔問客の涙を誘ったという。
グレーのスーツに身にまとったヘヴィ・Dの遺体はシルバーの棺に納められ、ヘヴィ・D&ザ・ボーイズ(Heavy D & the Boyz)メンバーのDJエディ・Fや従兄弟のピート・ロックらが担ぎ手となって運びだされ、同郡ハーツデールのファーンクリフ墓地に埋葬された。
なおヘヴィ・Dの訃報を受けて、代表曲“Now That We Found Love”が、米BillboardチャートのRapデジタルソング部門20位に登場。また、今年9月27日にデジタル・リリースしていた遺作“Love Opus”も急激に売り上げを伸ばしているほか、ベスト盤“Heavy Hitz”がR&B/Hip-Hopカタログアルバム部門の11位へと浮上している。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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