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「お気楽な白人大学生ラッパー」というキャラクターで異彩を放つアッシャー・ロス(Asher Roth)の新作が、ヒップホップの名門Def Jam Recordsと組み、90年代にヒップホップ・シーンで人気アクトを数多く抱えたLoud Recordsからリリースされることが明らかになった。
これが明らかになった発端は、今月18日にTwitterで「アッシャー・ロスがDef Jam入り?」と聞かれたロス本人が「その通り」と回答したことから。その後、Def Jam重役もロスと契約したことを認め、同時にDef Jamデビューとなるアルバムを来年3月発売予定となっていることも発表された。
アッシャー・ロスは元Loud RecordsのCEOだったスティーヴ・リフキンド(Steve Rifkind)がUniversal Music Group傘下に創設したSRC Recordsからデビューしており、一部で「SRCを離脱しての移籍」と報じられたが、これを受けてリフキンドが「アッシャー・ロスの新作プロジェクトについてDef Jamとパートナーシップを築けることができ、嬉しい」とTwitterでコメントし、SRCから離れたとの噂を否定。ロスの新作は、同じUMG内のSRCとDef Jamの協業プロジェクトになるという。さらにそれだけでなく、リフキンドは「アッシャー・ロスのアルバムについて、Def Jamとパートナーを組んだだけではない。Loud Records発の作品となる予定だ」と発表。2002年に閉鎖したものの、2007年にリフキンド自身がSRCの子会社レーベルとして買い戻した新生Loudの再始動第一弾作となるようだ。
米Billboardアルバム総合チャート初登場5位と大健闘した2009年のデビュー作“Asleep In The Bread Aisle”に続く2ndアルバムのタイトルは、今年5月の時点で“The Spaghetti Tree”から“Is This Too Orange”へと改められたが、相変わらず意味不明なこのタイトルについて、「これは目が覚めた時に広がる情景で、オレンジは創造力を司るチャクラの色でもあるらしいよ」と説明。同作からはすでに先行シングル“G.R.I.N.D (Get Ready It's a New Day)”を昨年リリース済のほか、エイコン(Akon)参加の“Last Man Standing”という新曲をTVゲーム“Madden NFL 012”サントラに提供している。また新作ミックステープ“Pabst & Jazz”を今月21日にリリース予定。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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