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活動休止の決まったブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)の頭脳、ウィル・アイ・アム(will.i.am)が久々のソロ作リリースに向けて本格的に動き出しているが、先日リリースした新曲のゲスト、ミック・ジャガー(Mick Jagger)の参加は「想定外」だったことを明かした。
ウィル・アイ・アムは、来年リリース予定のソロ・アルバム“#willpower”からの1stシングルとして、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)とミック・ジャガーという豪華ゲストを迎えた“T.H.E (The Hardest Ever)”を発表。米時間で今月20日に開催されたAmerican Music Awardsにてジェニファーと共にパフォーマンスを披露し、同夜にデジタル・リリースされた(日本では未発売)。
しかしこのミック・ジャガーの参加、実は‘ひょうたんから駒’で実現したものだった。米Rolling Stone誌の取材に応じたウィルは、新曲を所属レーベルの長、ジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)に聴かせた際、「ジミー・アイオヴィンは“ヤバい出来だね。で、誰をゲストに迎える気だい?”って訊いてきたんだ。俺は、“何を言ってるんだ? もう完成してるよ”って答えたら、“えっ、誰もフィーチャーしないのか?”って言われてさ」というやり取りがあり、特にゲストを迎える気のなかったウィルは「実現不可能な」ミック・ジャガーの名前を冗談のつもりで挙げたという。
業界の重鎮であるアイオヴィンだったが、ミック・ジャガーとは仕事をした経験がないため早々に諦めるものとウィルは思っていた。しかし、「若い頃はミックになりたいと本気で思った」というアイオヴィンは違った。「あの人はミックのヴォーカルを録ってきたんだぜ。俺の人生で最も誇りに思える瞬間だったよ。グラミーを獲るのもクールではあるけど、こういうのは最高だね」とアイオヴィンの行動力を驚きながら賞賛。ジェニファー・ロペスを迎えたのもアイオヴィンの発案だったとのことで、「これまでBEPでは幾度もコラボをしてきたけど、ソロでこんなビッグネームとコラボするのはこれが初めてだ。すごいことだよ。J・ロー、彼女も素晴らしい」と話している。
来年リリース予定のニューアルバム“#willpower”についてまだ詳細は不明だが、ニコール(Nicole Scherzinger)をゲストに迎えた“Mona Lisa Smile”という曲では、フランス政府の協力を得て、午前2時にルーブル美術館に入り、あのモナリザの絵の隣でギターをレコーディングしたとか。プロデューサーとしても大物を手がけているウィルだけに、ソロ新作はかなりの豪華な力作となっているようだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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