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来年2月12日に米ロサンゼルスで開催される第54回グラミー賞の候補者が発表され、カニエ・ウェスト(Kanye West)が最多となる7部門のノミネートで他のアーティストを一歩リードする形となった。
カニエ・ウェストは、“All Of The Lights”で年間最優秀楽曲部門、最優秀ラップ楽曲部門、最優秀ラップ/歌唱コラボレーション部門のノミネートを獲得。同じくラップ楽曲部門にはジェイ・Z(Jay-Z)との“Otis”もノミネートされているほか、その“Otis”は最優秀ラップ・パフォーマンス部門候補にも挙がっている。そして最優秀ラップ・アルバム部門にはソロ作“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”と、ジェイ・Zとのコラボ作“Watch The Throne”の2作が同時エントリー、計7部門のノミネートとなった。
これに続くのは最新作のセールスが世界で1200万枚を突破したアデル(Adele)の6部門で、そのうち年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲と主要4部門のうち3部門にノミネートされている。同じく6部門ノミネートで並んだブルーノ・マーズ(Bruno Mars)も年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲と主要3部門を押さえ、拮抗する形。ほか、年間最優秀アルバム部門の候補になっているフー・ファイターズ(Foo Fighters)も6部門のノミネートとなっている。
5部門のノミネートではリル・ウェイン(Lil Wayne)、4部門ではドレイク(Drake)、リアーナ(Rihanna)、ニッキー・ミナージ(Nicki Minaj)、シー・ロー(Cee Lo Green)らが続くが、今回の注目の的は、カニエの“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”への参加で知名度を上げたボン・イヴェール(Bon Iver)。4部門のノミネート中3部門が主要部門(年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲、年間最優秀新人)とインディのアーティストながら目覚しい結果となっている。
また、先日この第54回グラミー賞開催を祝う恒例のプレ・イベント、「Grammy Nominations Concert」が行われ、レディー・ガガ、リアーナ、アッシャー、リュダクリスなど豪華アーティストがライブ・パフォーマンスを行った。LL・クール・Jが司会を務めた同コンサート中にはグランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス5(Grandmaster Flash & the Furious 5)へのトリビュート・コーナーが設けられ、フューリアス5のメンバーと共にLL、コモン(Common)、ルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)らが名曲“The Message”をパフォーマンス。DJはグランドマスター・フラッシュ自身が務めた。
なお、第54回グラミー賞は例年同様にWOWOWが日本時間で来年2月13日(月)午前9時30分から同時通訳での生中継を行い、同夜10時から字幕でのリピート放送を行う。また「Grammy Nominations Concert」も来年1月3日(火)夜6時から放送予定とのこと。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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