(12/02)
ヒップホップ・アーティストの楽曲として初のアカデミー賞受賞という歴史を刻んだ南部のベテラングループ、スリー・シックス・マフィアのジューシー・J(Juicy J of Three 6 Mafia)が、今年大ブレイクを果たした新鋭ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)率いるレーベルTaylor Gang Recordsと正式に契約。すでにふたりのコラボレーション・アルバムの制作も開始されていることが発表された。
ジューシー・Jは、2010年、ウィズの“In My Car”にゲスト参加したのをきっかけに、今年に入ってウィズの出世作“Black and Yellow”をリミックス、ウィズのミックステープ“Cabin Fever”収録の“Erreeday”で参加と、ふたりのコラボは相次いでいた。ベテラン・ラッパーが新人の興した新進レーベルと契約するというのは意外だが、当のジューシー・Jは「ずっと話を続けてきてようやく決まったんだ。弟のようだよ。20年以上この業界にいるが、彼らのような若者たちが俺の音楽を認めて評価してくれるのは喜ばしいことだ。嬉しいね。みんなが驚くようなコラボ・アルバムも制作する予定だ」と上機嫌に明かしている。
なおジューシー・Jは、先月末に新作ミックステープ“Blue Dream & Lean”をリリースしたばかりで、ここにもウィズとの楽曲が収録されている。28曲入りの同作には他にもエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、クレイショーン(Kreayshawn)、トゥー・チェインズ(2 Chainz)といった注目ラッパーたちも多く客演しており、「ニュースクールのヤツらとオールドスクール・テイストとの融合」と説明しているように、若者たちとの交流を楽しんでいる様子。
さらに年内にもスリー・シックス・マフィアのDJポール(DJ Paul)に同郷メンフィス出身のプロジェクト・パット(Project Pat)、フレンチ・モンタナ(French Montana)らを擁した新作ミックステープのリリースを予定しているほか、2012年にはスリー・シックス・マフィアとしてのニューアルバムに加え、アパレルやDVDなどの企画も浮上しているとのこと。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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