(12/05)
来年のバレンタインに新作“Pink Friday: Roman Reloaded”をリリースすると発表した人気女性ラッパー/シンガーのニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が、予告どおり新曲“Roman In Moscow”をリリース。新作についても語っている。
American Music AwardsでRap/Hip-Hopの人気アルバム部門と人気アーティスト部門の両方を制覇、米Billboard誌から「Rising Star for 2011」に選ばれ、来年の第54回グラミー賞では最優秀新人部門など4部門にノミネートと絶好調のニッキー。米時間で今月2日には待望の新作からのニューシングル“Roman In Moscow”を予告どおり米iTunesでリリースした(日本ではまだ未発売)。ストリートランナー(StreetRunner)らのプロデュースによる同曲は、新作の「映画でいう予告編映像的な曲」と説明されており、ミュージックビデオそのものも間もなく公開されるという。
新作“Pink Friday: Roman Reloaded”は、彼女の中にあるゲイ男性という設定の別キャラクター、ロマン・ゾランスキー(Roman Zolanski)を主体にしているだけあって、「モスクワにいるロマン」と題されたこの曲については、「(ニッキーのまた別人格)マーサが、ロマンのリハビリのためにモスクワに行かせたがっていて、だから彼はそこにいるの。でもそこで何が起こったのかはまだ言えない。ビデオで確かめてね。いま言えるのは彼はモスクワから出て行くということ」とのこと。
またイギリスのラジオ番組に出演したニッキーは新作について、「私のチームがミックステープ時代のニッキー、クレイジーなニッキーを求めているの。だからロマンは逃げ出すのよ……。新作で彼はワイルドな逃避行をするの。今は私のキャリアの中で最も幸せよ。ようやくこういう視点での作品を出すことができるようになったわけだし、正直(前作の)“Pink Friday”のレコーディングは楽しくなかったの。でも今回は楽しい。縛られたり考え過ぎたりしないでいいもの。前作ではすごくプレッシャーを感じて不安だったけど、でも今は楽しめるようになったわ」とコメント。前作よりも‘本来の自分’に戻った作品になるとのことだ。
なお、先日行われたBillboardの「Rising Star for 2011」授賞式では授賞コメントの途中で感極まって泣き出す場面もあったニッキーだが、以前から‘バービー’を名乗っていた彼女のバービー人形が作られた。これは、12月7日から始まるチャリティ・オークション CharityBuzz.comのための一体限定となる特製人形で、落札金額はHIV/AIDS患者のための団体に寄付されるとか。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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