
(12/05)
先日、「27年間ずっと音楽の仕事に携わってきたから少し休むつもり。またスタジオに戻りたくてウズウズするまで、少し家族との時間を楽しみたい」と今後の活動休止を語っていたカリスマ・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)だが、遅れに遅れているニューアルバム“Detox”について久々にコメント、制作続行の意思を表した。
Interscope会長のジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)らと共にヘッドフォン・ブランド Beats by Dr. Dreのアジア・プロモーションを先日まで行っていたドレーは、香港滞在時のインタビューで“Detox”について尋ねられると、「このプロモーション・ツアーでまさに今、作業を小休止している状態だ。帰ったらスタジオに戻るつもりだ」と回答。発売日について突っ込まれるとアイオヴィンが、「ドレーは超完璧主義者でファンが喜ぶアルバムを作ることを信条としている。ドレーが納得するまでリリースされることはない。はっきり言っておくが、ドレーが休暇を取りたいと言ってもせいぜい1週間位だ。このアジア・ツアーの1週間、これが休暇だよ。月曜日にはもうスタジオにいるよ」と助け舟を出し、「アルバムではなくBeatsの話をしよう」と話題転換を求めた。
2002年頃から制作が伝えられてきた“Detox”は、昨年11月にようやくスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)とエイコン(Akon)を迎えた公式1stシングル“Kush”が、続けて今年2月にエミネム(Eminem)とスカイラー・グレイ(Skylar Grey)をゲストに迎えた“I Need A Doctor”と発表され、いよいよリリースかと盛り上がったものの、“Detox”そのものの発売日は正式に決まらないまま。現在は新鋭ラッパー、スリム・ザ・モブスター(Slim the Mobster)とケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の制作やBeats by Dr. Dreのプロモーションに精を出している状態で、先日の活動休止宣言によって幻に終わるものと思われていたが、まだまだ首を長くして待つほかないようだ。
なお、アジア・ツアーには今月2日にアイオヴィンとの来日イベントも予定されていたが、飛行機に乗れなかったため来日は当日キャンセルされ、そのまま帰国したようだ。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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