
(12/06)
今年発表したセカンドアルバム“21”が世界で1200万枚を超えるモンスターヒットとなった英シンガー・ソングライターのアデル(Adele)だが、この“21”が母国イギリスで「今世紀もっとも売れたアルバム」となった。
アメリカでは、“21”は発売初週で35万枚以上のセールスで堂々の全米チャート初登場1位、2011年最初のミリオンセラーになるなど大ヒット。デジタル・アルバム・セールスでも史上最速のミリオン突破、シングルも軒並み全米1位を獲得、シングルとアルバム両方で全米チャート同時制覇、現在までで400万枚以上を売り上げるなど大旋風を巻き起こしている。
そして本国イギリスでは、今年1月の初登場から11週連続1位を記録、総計18週間1位を独占。アルバム・チャートとシングル・チャート両方にそれぞれ2作品ずつをトップ5に送りこみ、存命時の例では1964年のビートルズ (the Beatles)以来の記録を達成するなど、こちらも大旋風を巻き起こしているが、ついにイギリスでのセールスが340万枚以上となり、故エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)の遺作“Back To Black”の330万枚を抜いて、英国において21世紀でもっとも売れたアルバムとなった。エイミーの“Back To Black”の記録は2006年の発売から現在まで、再発盤なども含めたおよそ5年間での総計であり、それをわずか1年足らずという驚異的なスピードでアデルは抜いてしまったということになる。
医師の勧めにより喉の手術を行い、現在は静養中のアデルは、このニュースを受けて公式サイト上に、「今年は最高の1年でしたが、年末になってこのようなとんでもない記録を達成できたことは、もう言葉にもできないほどの栄誉です」と感激のコメントを寄せ、「私はアルバムを作っただけ。ファンのみなさんがここまでにしてくれたのです」とファンへの感謝を述べている。
アデルはさらに、来年2月に開催される第54回グラミー賞で、年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲と主要4部門のうち3部門を含む計6部門にノミネート。第51回グラミー賞では、主要部門では年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲、年間最優秀新人にノミネートを受けて最優秀新人賞に輝いており、残りの3部門を獲得できるか注目が集まっている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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