(12/09)
米ヒップホップ・メディア、SPINが2011年の年間ラップ・アルバム・ベスト40を発表。堂々の1位にダニー・ブラウン(Danny Brown)の“XXX”が選出された。
SPINは雑誌ウェブなどで展開している音楽メディアで、普段からアンダーグラウンド寄りの論調が目立つメディアだが、このベスト40でも6位ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)“Section.80”、5位ビッグ・K.R.I.T.(Big K.R.I.T.)“Retuen of 4eva”、4位ダス・レイシスト(Das Racist)“Relax”、3位シャバズ・パレセズ(Shabazz Palaces)“Black Up”と、若手/インディ・アーティストがほぼ上位を占めるというものだ。2位にはなんとアラバマの新鋭で日本盤リリースも近づいているG・サイド(G-side)の“The One… Cohesive”がランクイン、さらに1位はダニー・ブラウンというほぼセールスなどを度外視した作品重視の評価を貫いている。
ダニー・ブラウンはデトロイト出身、声もラップもキャラの濃いラッパーで現在はDJ A-トラック(A-Trak)のFool's Goldレーベルに所属。そのバックアップを受けて無料公開したミックステープ・アルバムがこの“XXX”で、10月にはCDとしても発売されている。また11月にはブラック・ミルク(Black Milk)とのコラボ作“Black & Brown”も発売済み。
ちなみにこのベスト40、メジャーなヒップホップ・アーティストで最高位を獲得したのはジェイ・Z&カニエ・ウェスト(Jay-Z & Kanye West)“Watch The Throne”の7位となっている。
ニュース提供：bmr.jp
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