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「T-ウェイン」コラボ作にもう興味なし?
(12/09)
人気ラッパー、リル・ウェイン(Lil Wayne)と、音程補正ソフトをヴォコーダーのように駆使することで‘ロボ声’ブームを生んだシンガー/プロデューサーのT-ペインのふたりが数年前から計画していたコラボレーション「T-Wayne」だが、具体化することなく夢のまま終わりそうだ。

ウェインは今年8月に発表した新作が大ヒット中、T-ペインも延期しつづけていたニューアルバム“rEVOLVEr”を今月ようやくリリース。それぞれ新作も出したところで、そろそろT-Wayneプロジェクトへ動き出す時間もできてきたかと思いきや、どうやら実現の芽はもうなさそうだ。新作プロモーションのためヒップホップ/R&BサイトのRap-Upの取材に応じたT-ペインは、「いろいろあったし、もうウェインはあのアイディアに興味がないと思う。俺ももうあいつに話を持ちかける気はない。すごいこともやってるみたいだしね」と、お互いにやる気がなくなっている旨を説明。「ふつうは4ヶ月か5ヶ月くらいでひとつのアルバムを作れるんだけど、このコラボ作はもう2年半もかかってる。ウェインがちょっとしたトラブルに遭ったとき(編註:逮捕、服役のこと)こそちょうど絶好のタイミングだったんだ。“やろうぜ、やろうぜ”って盛り上がってたけど、刑務所に行ってしまった」として、一度タイミングを逃したために完成させるという情熱をなくしてしまったようだ。

一方で先日にはリル・ウェインはインタビューでまだT-ペインとのコラボ作をやる気がある旨を語っているが、ドレイク(Drake)とのコラボ作構想や、T-ペインよりも待たされているジュエルズ・サンタナ(Juelz Santana)との5年越しのコラボ・アルバムなど様々なアイディアが存在しているため、どこまで本気かは不明。もっとも、北米で今月6日に発売されたばかりの“rEVOLVEr”(日本盤は21日発売)にはリル・ウェインとのコラボ曲“Bang Bang Pow Pow”もあり、ふたりの関係が悪化したわけではなさそうだ。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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