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『アメリカン・アイドル』優勝者で、かのグラディス・ナイト(Gladys Knight)に‘ベルベットの歌声を持つテディ・ベア’と呼ばれた人気R&Bシンガー、ルーベン・スタッダード(Ruben Studdard)が、3年ぶりとなるニューアルバムを来年3月にリリースすることが発表され、先日急逝したベテラン・ラッパー、故ヘヴィ・D(Heavy D)の最後のレコーディング音源が収録されていることが分かった。
ルーベンは、シリーナ・ジョンソン(Syleena Johnson)、ミント・コンディション(Mint Condition)、キキ・ワイアット(KeKe Wyatt)、レ・ヌビアン(Les Nubians)らの新作を軒並みリリースしインディ・ソウルの雄としてここ最近注目を集めるShanachie Recordsと契約。新作“Letters From Birmingham”を来年3月11日にリリースする。このタイトルは、かつてキング牧師(Martin Luther King, Jr.)がアラバマ州バーミンハムで展開した非暴力の抗議運動で逮捕された際に、「不正な法は、法ではない」という問題提起を示した獄中からの手紙に由来するもの。アリシア・キーズ(Alicia Keys)“You Don't Know My Name”のソングライターとしても知られる盟友ハロルド・リリー(Harold Lilly)と共に、このキング牧師の手紙にインスパイアされた‘手紙をコンセプト’にした作品にしたという。
11曲収録のこの新作のプロデューサー陣には他に、マイク・シティ(Mike City)やブラック・エルヴィス(Elvis "Blac Elvis" Williams)が参加。ゲスト陣では、残念ながらこれが最後のレコーディングとなったというヘヴィ・Dが参加、また“Tonight”という曲では「ファースト・アルバムから大ファンだった」というクリセット・ミッシェル(Chrisette Michele)とのデュエットも実現したという。加えてこの新作からのリード・シングルには、ボビー・ブラウン(Bobby Brown)の1989年の大ヒット“Rock Wit' Cha”が選ばれており、オリジナルよりもスロウなテンポになったこのリメイクには、デビューが待たれる新人R&BシンガーのK・ミシェル(K. Michelle)が声を添えている。また、先日およそ3年間の結婚生活に終止符を打ったルーベンは、その離婚へのパーソナルな想いを“June 28th”という曲に書き記したとのこと。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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