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北米ではまもなくリリースされるコモン(Common)のニューアルバム“The Dreamer/The Believer”だが、冒頭を飾る重要な曲“The Dreamer”に参加している詩人のマヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)が、リリース直前というタイミングで、参加を悔やむコメントを発表している。
ラッパー/俳優のコモンは、今月20日(日本盤は1月18日)にニューアルバム“The Dreamer/The Believer”を発売する。Warner Bros.配給第一弾作となるこの新作からは、ナズ(Nas)とのコラボ曲“Ghetto Dreams”が先行シングルとしてカットされ、また盟友ノーI.D.(No I.D.)が全面監修するとあって発売前から大きな話題を呼んでいるが、このアルバムの1曲目を飾り、アルバムタイトルにも関係する重要な1曲“The Dreamer”にコモンのリクエストに応えて参加したマヤ・アンジェロウが、完成された音源を聴き、「失望した」と落胆の色を見せている。
過去にはピュリッツァー賞にもノミネートされ、また今年にはアメリカ合衆国における文民向けの最高位の勲章、大統領自由勲章も授与されるほどの存在であるマヤ・アンジェロウは、New York Post紙の取材に対し、「まさかコモンが私との曲の中で、何回もNワードを使うなんて。あの言葉はね、粗野で危険なもの。(完成品を聴いたときは)驚いたし、失望したわ。なぜ彼があえてそんなことをしたのかは知らない。事前にそんなことをするとも聞いてなかったし。私が彼を敬愛していたのは、そういう言葉を使わなかったからよ」と批判。コモンに頼まれて、夢を追い求める人々を励ます詩を書いたが、台無しになったと語っている。一方のコモンは、「彼女は俺がNワードを使うことを事前に知っていたし、そういう言葉を使う要素も俺の中にあることを分かっていた」と真っ向から反論している。
コモンは以前からマヤ・アンジェロウと交流があり、過去にも彼女の誕生日パーティでラップを披露、「私の息子にしたい」と気に入れられていた。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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