(01/06)
西アフリカのセネガル共和国が生んだ世界的なポップ・ミュージシャン、ユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)が、今月2日に、母国セネガルの大統領選挙に出馬する意向を表明した。
2004年のアルバム“Egypt”でグラミー賞を獲得、アフリカを代表する世界的アーティストのひとりであるユッスー・ンドゥールは、セネガル国内に自身で所有すしているメディアを通じて立候補の意思を表明、「長年にわたり、多くの、そしてさまざまな境遇のセネガル国民から、私の立候補を求める声を聞いてきた。そして私はそうした声に応えることにした。これは究極の国民的義務であるから、私はこの身をすべて捧げて取り組む」などと語った。
現職のアブドゥライ・ワッド(Abdoulaye Wade)第3代大統領は、2000年4月から2期にわたって長期政権を維持しており、今年4月に2期目の任期が終わる。同国の法律では大統領の任期は2期までと定められているが、ワッド大統領は3期目も立候補すると表明したことで、暴力的な抗議行動が起こっていた。
大統領選は2月26日に予定されており、すでに20名以上の候補者が乱立している。ミュージシャンとしての人気からユッスー・ンドゥールが一定の票を獲得すると見られているが、対立候補者内で票が分散した場合、ワッド再選の可能性が高いとも見られている。(t)
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ニュース提供：bmr.jp
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