
(01/21)
米司法省とFBIにより摘発、閉鎖に追い込まれて話題をさらっているファイルアップロードサービス、Megauploadについて、同社のCEOが人気プロデューサー/アーティストのスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)であるという表記は、実際には公式のものではないと同社の弁護士が発表した。
Megauploadは多数の有名ミュージシャンを起用したキャンペーン・ソングを公開したのに続き、同社のCEOとしてスウィズ・ビーツの名前を公表、サイト上に明記していたことで注目を集めた。著作権者側である音楽プロデューサーが、その利益を損なっている可能性が高いと見られるサービスのトップを務めているという理解しがたい状況が話題を呼んでいた。ところがこのMegauploadを19日に閉鎖に追い込んだ米司法省とFBIによる起訴状には、スウィズの名前はまったく登場せず、同社から利益を得てはいないという。またMegaupload社の弁護士も「自分の知る限り、スウィズ・ビーツは実効的な形で関わったことはない。CEOに就任してほしいとの交渉は行われていたが、決定はしていない」との声明を20日に発表した。
著作権を侵害したと訴えられたウェブサイトや、そういったサイトへのリンクを含むサイトを強制的に閉鎖させることも可能となるというアメリカの新著作権保護法案、略称SOPAに大きな批判の声が上がるなか、その実例とも言える閉鎖劇が行われたことで大きな注目を集めているMegaupload。スウィズ本人は未だ関与についてなんのコメントも出していない。
ニュース提供:bmr.jp
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