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スーパーボウルのマドンナ・ライブ、M.I.A.の‘中指立て’でTV局が謝罪
(02/06)
日本時間の6日朝、全米が注目する毎年恒例の一大スポーツ・イベント、スーパーボウルが開催され、そのハーフタイム・ショウにマドンナ(Madonna)が登場。M.I.A.、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)、LMFAO、シー・ロー(Cee-Lo Green)らを引き連れてのパフォーマンスを披露したが、その中でM.I.A.がカメラに向かって中指を立てるシーンがそのまま放送され、さっそく放送局NBCと、イベントの主催元であるNFLが謝罪声明を発表した。

このパフォーマンスに合わせてリリースされたマドンナのニューシングル“Give Me All Your Luvin’”に客演しているニッキーとM.I.A.は、このショウでもマドンナをはさんで出演。M.I.A.はチアリーダーと古代エジプトのアクセサリーをミックスしたような衣装で登場、力強く自分のパートを歌ったが、その中で「Fuck You」を意味する中指を立てるポーズをとった。

今ではそれほど過激でも珍しくもない「中指立て」だが、全米視聴率が40%を越え続けてきたというスーパー・イベントだけに、NBCとNFLはすばやく謝罪コメントを発表。2004年の同イベントではジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の悪名高い「胸ポロリ」放送事件なども起きたため、NBCでは遅延放送システムを取り入れていた。生放送の映像を、実際よりも数秒の遅れをもたせて放送するこの方式、今回も採用されていたがM.I.A.の一瞬のしぐさをぼかすのが間に合わず、そのまま放映されてしまったとのこと。

ちなみにこのパフォーマンス自体は、シルク・ドゥ・ソレイユがバックダンスで共演。冒頭ではマドンナのヒット曲“Vogue”に合わせてゲイ・ダンスであるヴォーギングが披露され、その他にも一部で注目を集めるタイトロープトランポリンや、新たな映像表現として話題の3Dプロジェクションマッピングでグラウンド全体が映像スクリーンとなるなど、見どころ満載。LMFAOの人気曲“Party Rock Anthem”とマドンナの“Music”をマッシュアップした展開、シー・ローが見事なノドを響かせる“Like A Prayer”など聴きどころもたっぷりという豪華なエンターテインメントとなった。

ニュース提供:bmr.jp

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