(02/13)
グラミー賞前夜、毎年恒例となったCash Money Grammy Weekend Partyに出演したリル・ウェイン(Lil Wayne)が、自身が率いるYoung Moneyにキュートな笑顔でおなじみのシンガー/女優のクリスティーナ・ミリアン(Christina Millian)が加入したと発表した。
リル・ウェインは、バードマン(Birdman)、ドレイク(Drake)、マック・メイン(Mack Maine)、コーリー・ガンズ(Cory Gunz)、リル・トゥイスト(Lil Twist)らが集まったグラミー前夜パーティのステージ上で、「Young Moneyのクリスティーナ・ミリアン！」と華々しくミリアン加入を正式発表。このパーティでは急死したホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)のための黙祷を捧げる場面もあったが、またアカペラでフリースタイルも披露。「彼女をうちに招いた時、『何が見たい(watch)？』と聴いたら『The Throneではないのは確かね』と返されたよ」と、一時期反目し合っていたジェイ・Z(Jay-Z)を久々に口撃、観衆を沸かせたという。
Young Money加入の報道についてミリアン自身もTwitterで「みんなからの質問に対する答えは……Yes。さあ働かなくちゃ！」と認め、新しいスタートへの意気込みを語っている。クリスティーナ・ミリアンは2006年の“So Amazin'”を最後にアルバムを発表しておらず、2008年にMySpace Recordsへ移籍、結婚したザ・ドリーム(the-Dream)と新作を制作していたものの、娘の出産や離婚にともなってプロジェクトは宙に浮いた状態となっていた。離婚後はTVドラマなどに出演しながら、新たなアルバムを制作中であることを明かしていたが、その再スタートを、ドレイクやニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)らを抱え現在もっとも有力なレーベルのひとつであるYoung Moneyから切ることになる。
先日はPJ・モートン(PJ Morton)のYoung Money入りが明らかになっているが、Cash Money/Young Moneyのボスであるバードマンとベイビー(Baby)は、「俺たちはラップ界を支配した。だが、R&B界も支配しなければならないし、ポップ、ゴスペル、カントリーも」と発言しており、今後ヒップホップに限らずあらゆるジャンルの音楽を発信していく旨を語っている。
なおリル・ウェインは、日本時間の13日午前に開催された第54回グラミー賞で多くのノミネートを受けていたが、そのジェイ・Z＆カニエ・ウェストなどに阻まれる形で授賞はならず、セールスやトータルの人気度では明らかに勝っていたにもかかわらず残念な結果に終わっている。
ニュース提供：bmr.jp
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