
(02/23)
グラミー賞6冠の恩恵を受けて“21”のセールスが大爆発、今週は73万枚という数字を叩き出し、通算21週目の全米1位を獲得した英国出身シンガー、アデル(Adele)が、英国版グラミー賞と称される母国の音楽賞最高権威Brit Awardsで、受賞スピーチを遮られ、ステージ上で中指を立てるという少々意外なニュースが入った。
22日にロンドンO2アリーナで開催されたBrit Awardsで、アデルは“Rolling In The Deep”を披露したほか、最優秀女性ソロ・アーティスト賞と最優秀アルバム賞の2部門を獲得。同授賞式のクライマックスともいえる最優秀アルバム賞のトロフィを受け取り、感極まったアデルが「グラミー6冠以上の瞬間はないと思ったけど、Britsのアルバム賞があったわ……」と興奮気味に感謝を伝えようとした矢先、司会者のコメディアン俳優ジェームズ・コーデン(James Coden)が登壇、大トリに控えたブラー(Blur)のライブに入ろうとアデルのスピーチをさえぎるというハプニングが発生。会場がブーイングに包まれる中、アデルはあきれた様子で「邪魔するの? これだけ言わせて、さようなら、またお目にかかりましょう」と会場に向かって挙げた手で中指を立てた(※「fuck you」という意味のジェスチャー)。
アデルは、「確かに中指を立てた。それはBrit Awards側に対してであって、ファンに向けたものではない。気分を害した方々には申し訳ないと思う。でも私は、運営サイドに気分を害されたわ。英国のファンの皆さんに感謝を伝えようとした時に邪魔されたの。改めて、皆さんの応援にとても感謝しています。信じられないことよ。本当にありがとう」とのコメントを寄せた。
事態を重く見たコーデンも授賞式直後のインタビューで「自分の人生でも最高の夜だった。彼女は最高のスターであり、自分も大ファンだ。何が起こったのか理解できなくて混乱している」と戸惑いを隠せない様子で語り、主催者側からは「Britsはライブイベントであり、あいにく時間が押していたため進行を余儀なくされた。非常に残念なこととなってしまったが、彼女の偉業を台無しにするつもりは毛頭なく、最も栄誉ある瞬間をさえぎることとなったアデルには深くお詫び申し上げたい」というコメントが出された。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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