
(02/23)
かつては恋人同士だったものの、ドメスティック・バイオレンスによる暴行事件をきっかけに別れたクリス・ブラウン(Chris Brown)とリアーナ(Rihanna)だが、先日発表され世界を驚かせた‘復縁’デュエットはリアーナからの提案だったことが明らかになった。
リアーナ24歳の誕生日となる米時間20日の夜、最新作“Talk That Talk”収録の“Birthday Cake”にクリス・ブラウンが参加したリミックス・バージョンがインターネット上で公開され、また同時にクリスも最新シングル“Turn Up The Music”のリアーナが参加したリミックス・バージョンを発表。元恋人同士の共演で、しかも別れた原因が、2009年にリアーナと車中で喧嘩したクリスが暴行を加えて逮捕された事件にあることから、このスター同士による‘復縁’デュエットは様々な反響を呼んでいる。
そしてこのコラボを提案したのはリアーナのほうからだったと、“Birthday Cake”のプロデューサーであるザ・ドリーム(Terius 'The-Dream' Nash)が明かしている。リアーナからクリスをゲストに迎えたいという相談の電話を受けたザ・ドリームは、最初こそ「クリスってどのクリスのことだ?」とトボけたものの、「彼女は友人だし、彼女のやりたいことはさせてあげればいいと思った」と理解を示し、実現に協力したようだ。彼は、リアーナが批判を覚悟でクリスとの共演に臨んだことも明かし、「誰もが事件のことを知っている。だから、‘赦す’ためには力が必要なんだ」と述べ、クリス・ブラウンの「禊ぎ」のためにリアーナがひと肌脱いだと説明している。リアーナは昨年、「クリスが音楽賞に出演できなくなるから」として接近禁止令の緩和を申し出るなど、クリスの「復活」を以前から支援していた。
しかし、この‘復縁’デュエットには反対の声も多く挙がっており、特にリアーナを心配する声が多い。所属レーベルのIsland Def Jam側もこの共演に反対、そのため発売をしないなどこのリミックス版をサポートしないよう動いていると一部で言われており、Billboard誌の取材に対しても「発売するかどうかは検討中」と曖昧な返答をしている。一方、クリスが所属するRCA Recordsは今週中にはリアーナ参加版となる“Turn Up The Music Remix”をデジタル・リリースする予定と素早い動きを見せている。先日の「出演解禁」となった第54回グラミー賞でも披露した最新シングル“Turn Up The Music”は高い評価を受けており、早くも今週全米チャート初登場10位と好成績を記録。大方のラジオ局が彼らの共演リミックスについて支持しており、このリミックスの話題で来週はさらにランクアップすると見られている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
他のニュースを見る
著作権管理団体 許諾番号
JASRAC 6834131012Y30005
JRC X000040A01L
e-License ID18099
(C)Blau