
(03/01)
2月11日に急逝した世界の歌姫ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の関連作がその死後からセールスを伸ばしているが、最新の全米チャートで女性アーティストとしては初めてトップ10に3作が同時チャートインした。
先々週にはベスト盤となる“Whitney: The Greatest Hits”(2000年発売)が米Billboardアルバム総合チャートで6位に再登場、先週には17万枚以上を売って全米2位へと急浮上。今週も先週からわずか1%ダウン、17万枚以上を売って2位をキープした。さらに今週は、映画『ボディーガード』のサウンドトラック(1992年発売)が先週の38位から6位に、そして1985年のデビュー作『そよ風の贈りもの』(原題:“Whitney Houston”)が先週の37位から9位へと急上昇。全米トップ10に3作が同時チャートインしたのは女性アーティストとしては初の快挙、またサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)が1968年に達成して以来、実に40年以上ぶりの記録となる。またホイットニー関連作は、2009年の遺作“I Look To You”が16位に入ったのを含め、トップ100には計6作が登場。死の直後には在庫の足りない作品が多かったためデジタル・ダウンロードに人気が集中していたが、在庫切れが徐々に解消してきたことでさらにセールスが伸びているようだ。
また、ホイットニーへの追悼パフォーマンスやトリビュート曲の発表なども続く中、米Rolling Stones誌は3月15日に発売する最新号でホイットニーを表紙にし、「歌姫と、彼女の暗部」と題したカバーストーリーを掲載するようだ。
なお全米チャートでは、アデル(Adele)の“21”が先週から引き続きトップを保持、通算で22週目の全米1位を獲得。今週はおよそ30万枚を売り、発売から1年が経つ中、先週とあわせてアメリカだけで2週間で100万枚を超えるセールスを記録とその人気は衰えるところを知らない。またアデルは母国イギリスでも通算22週目の1位を獲得、次週で23週目の全英1位も確実視されているほか、イギリスでの“21”の総売り上げ枚数が402万枚となり、あのマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の“Bad”を抜いて歴代8位となるなど、記録づくめとなっている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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