
(03/05)
2001年の飛行機事故で22歳の若さでこの世を去ったR&Bシンガー、アリーヤ(Aaliyah)。未発表曲を元にしたアルバムを制作するという話はその死後からミッシー・エリオット(Missy Elliott)などが明かすも、その後音沙汰が無くなっていたが、ついに陽の目を見る可能性が出てきた。
これはプロデューサーのJ・ダブ(Jeffery "J-Dub" Walker)がTwitterで明かしたもので、彼は3月5日、「今日は素晴らしいニュースがあるよ。“Steady Ground”という俺がプロデュースした未発表曲が彼女の次のアルバムに収録される予定だ」とコメント。現時点で「アリーヤの次のアルバム」の情報はまったく聞こえていないが、以前から伝えられる未発表曲集が水面下で動きだしているものと思われる。
J・ダブはアリーヤの“I Refused”などのプロデュースを務めた人物で、“Steady Ground”は未発表曲ながら以前から音源が流出しており、プレイヤ(Playa)のスタティック(Static Major)によるコーラスと波の満ち引きのようにデュエットする美しいミッド・バラード曲。日本のみで発売されていたプレイヤの未発表曲集“Unreleased Compilation”にも収録されていた。もっともJ・ダブによれば、同曲は“Rock The Boat”の次のシングルとしてレコーディングされていたものの、エンジニアが誤ってメイン・ボーカルのデータを削除してしまっており、現在流出しているものは全てデモ・バージョン。アリーヤだけでなく、スタティックも帰らぬ人となっている今、どのようにこの“Steady Ground”を完成させたのかは気になるところだ。
アリーヤは遺作となった“Aaliyah”のために多くのレコーディングをしており、未収録に終わったものも多いという。ミッシー・エリオットはこの音源を使って、多数のゲストを迎える形でアルバムとしてリリースしたいと語っていたものの、2002年のベスト“I Care 4 U”に数曲収められたのみで、未発表曲集アルバムとしてはこの10年まったく進捗は聞こえてこなかったが、ミッシー・エリオットも久々に盟友ティンバランド(Timbaland)と共に活動再開をする2012年、何らかの新たな動きが期待できそうだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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