
(03/06)
故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)などの音源を所有するSony Musicが、そのマイケルの全カタログや未発表音源を含む、Sony所有の5万曲以上にものぼる音源データをハッカーにより奪われていたことが明らかになった。
英新聞The Sunday Timesが第一報で報じていたもので、後にSony側が英BBC放送にこれが事実だと認めた。Sunday Times紙の報道によると、Sonyがマイケルの遺産管理団体であるマイケル・ジャクソン・エステートから購入した全音源が奪われた可能性があり、その中には、ウィル・アイ・アム(will.i.am)がマイケルと制作したものの未発表に終わってる音源や、かつてフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)とレコーディングした際の秘蔵音源なども含まれているという。
Sony側はハッキングの被害に遭ったことは認めているものの、実際に盗まれた楽曲数についてはまだコメントしておらず、どのような経緯でハッキングされたかは不明。Sonyは2010年3月、2億5000万ドル(約225億円)に及ぶといわれる契約をマイケル・ジャクソン・エステートと締結し、向こう7年間でマイケルの未発表曲や既に発表されている楽曲の新パッケージなどを含め、10枚のアルバムを発表する権利を得ている。もちろんSonyはマイケル・ジャクソン以外のアーティストの音源も多数保有しており、クリス・ブラウン(Chris Brown)やアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)ら他の人気アーティストも被害に遭っていると思われるのはもちろん、彼らの未発表音源などもハッキング被害に遭った可能性がある。
Sonyは昨年4月、クラッキングを受けてプレイステーション・ネットワーク(PlayStation Network)の利用者およそ7700万人らの個人情報が流出し、世界的な問題になったばかり。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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