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マライア夫のニック・キャノン、ディラと同じ難病に
(03/06)
入退院を繰り返すなどここ最近体調が思わしくない様子だったタレント/コメディアン/ラッパーのニック・キャノン(Nick Cannon)が、体調不良の原因とされた腎機能障害が、狼そう病とも呼ばれる全身性エリテマトーデス(SLE)という自己免疫疾患によって起きたものであったことを告白した。

マライア・キャリー(Mariah Carey)の年下の夫としても知られるニック・キャノンは、腎機能障害で入退院を繰り返しながら快復に向かっていることをアピールしていたが、ラジオの朝のレギュラー番組司会を降板するなど、その体調が心配されていた。この体調について、米ABC放送の朝の人気番組に出演したニックは、実は自己免疫疾患を発症していることを明かし、彼がかかっているのがループス腎炎と言われる病気で、全身性エリテマトーデスの合併症候のひとつであることを説明した。「医者は最初、通常の腎機能障害と思ってたんだが、なぜ自己免疫システムが僕の腎臓を攻撃するのだろうと検査していくうちに、ループス腎炎であることが分かったんだ」と語っており、2度目の入院の際に彼の肺に血栓があり、心臓が肥大化しているなどの問題を医者が発見したという。

しかし、「多くの人がこの病気で亡くなっているが、幸運にも俺はとても良好な状態だと医者に言われた」とのことで、睡眠を多く取り、ジャンクフードを避けるなど生活習慣を改めることで彼の場合は問題なく過ごすことができると説明されたとのこと。妻マライアも以前に、ニックの番組降板は「あくまでも生活スタイルを改めるため」と説明、体調が良くなってきていると話していた。ニック・キャノンとマライア夫婦は、流産を乗り越えて昨年4月に女の子と男の子の双子を授かったばかり。

全身性エリテマトーデスはあらゆる臓器に機能障害を起こし人によって症状が異なるために診断が難しいとされる。一説では発症した人の3分の1が腎炎を起こすとも言われている。人気プロデューサーのJ・ディラ(J. Dilla / Jay Dee)も全身性エリテマトーデスを発症して免疫不全を起こし、合併症で2006年に亡くなった。またグラミー歌手のトニ・ブラクストン(Toni Braxton)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)の娘で歌手デビューも果たしているコーリー・B(Cori.B)なども発症し、闘病しながら活動を行っている。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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