
(03/08)
持ち味でもあったドラッグ取引などの犯罪劇をテーマにしたコケイン・ラップからの離脱を宣言し、キリスト教的観点から新たな生活へと転換を図っていた兄弟デュオ、クリプス(Clipse)の兄マリス(Malice)が、ついに「悪意」、「恨み」などを意味するその名前から邪悪さを取り払い、ノー・マリス(No Malice)へと正式に改名したことをアナウンスした。
昨年5月ごろから、「言葉には計り知れないパワーがあり、今の自分にはこの名前はふさわしくない」などと改名する意向を表明していたノー・マリスは、6日、自身のTwitterで「R.I.P.マリス。2002年8月20日〜2012年3月6日」と自らマリスを葬り去ったことを表明。同時に、棺桶に横たわるスウェット・パーカーを着たマリスを、シャツに蝶ネクタイ姿のノー・マリスが見送るという約1分強のビデオも投稿、同ビデオの最後には新作ミックステープ“Hear Ye Him!”を夏にリリース予定であることも告知されている。さらにTwitterアカウントを@NoMalice757へと改められ、ユーザー名も「またの名を‘神の御心のままに’」という意味のaka Yes My Lordとする念の入れようのだ。
他方、弟プッシャー・T(Pusha T)も、今年はカニエ・ウェスト(Kanye West)のG.O.O.D. Musicから公式ソロ・アルバムを準備しているほか、クリプス周辺アーティストによるRe-Up Gangのクルー・アルバムとファン待望のクリプス名義の新作も制作が進められている模様。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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