(03/09)
先日の17年ぶりの来日公演も大きな話題を呼んだ、‘最後のソウル・マン’ボビー・ウーマック(Bobby Womack)が久々に新曲を発表。ニューアルバムを6月にリリースする。
半世紀にも渡る長いキャリアを誇る偉大なシンガー、ボビー・ウーマックは、2010年にゴリラズ(Gorillaz)のアルバム“Plastic Beach”に参加、ボビーが詞と歌声を提供している“Stylo”がシングルとしてリリースされたほか、彼らのツアーにも参加し、また昨年はブーツィ・コリンズ(Booty Collins)の新作にも参加していたが、自身名義のリリースは10年以上ぶり、オリジナル新作スタジオ・アルバムとしては18年ぶりとなる。
以前から制作中と伝えられた新作だが、今月8日にリード・シングルとなる新曲“Please Forgive My Heart”の音源が公開された。同曲は、ゴリラズのデイモン・アルバーン(Damon Albarn)と英インディ・レーベル XL Recordingsのオーナー、リチャード・ラッセル(Richard Russell)によるプロデュースで、新作もこの両名がプロデュースを担い、XLからの発売となる。“The Bravest Man in the Universe”と題されたこの新作、ラッセルのブログによると“Dayglo Reflection”という曲ではYouTubeからサム・クック(Sam Cooke)のインタビュー音声を抜き出して使用、またイギリスの大型新人ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)がゲストとして参加しているという。さらに“Stupid”という曲では、XLからリリースしていた故ギル・スコット・ヘロン(Gil Scott-Heron)のモノローグをサンプリング。デーモンの別プロジェクト、ロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン(Rocket Juice And The Moon)への参加も明らかになっているマリの歌手ファトゥマタ・ジャワラ(Fatoumata Diawara)は“Nothin Can Save Ya”で初めて英語で歌ったとか。ジャケット写真にはボビー自身の手が写されており、彼の親指が2重間接で、爪にマニキュアを塗っていたことが印象的だったことからこの写真となったという。
ボビー・ウーマックのニューアルバム“The Bravest Man in the Universe”は6月12日発売予定。なお以前に、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)、ロナルド・アイズレー(Ronald Isley)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、ティーナ・マリー(Teena Marie)らが参加したという“The Best is Yet To Come”という新作を制作していると語っていたボビーだが、これはまた別の作品となるようだ。(s)
“The Bravest Man in the Universe” tracklisting:
1. The Bravest Man in the Universe
2. Please Forgive My Heart
3. Deep River
4. Dayglo Reflection (ft. Lana Del Rey)
5. Sweet Baby Mine
6. Stupid
7. If There Wasn't Something There
8. Love Is Gonna Lift You Up
9. Nothin' Can Save Ya (ft. Fatoumata Diawara)
10. Jubilee
ニュース提供：bmr.jp
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