
(03/12)
デビュー曲で「私の名前でググってみて、私は有名人よ」と歌い、話題を集めたものの、その後デビューアルバムが未発表のままに終わっているダンサー出身のシンガー/ラッパー/女優、ティアーナ・テイラー(Teyana Taylor)が初のミックステープを発表した。
ティアーナはダンサーとしての活躍がきっかけとなってファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)のStar Trak Entertainmentと契約。Star Trakを通してInterscope Recordsからのメジャー・デビューを約束され、2008年に17歳でデビュー・シングル“Google Me”をリリースした。しかし、準備していたデビュー・アルバムはいつまでも発表されないままの状態が続き、その間に『ストンプ・ザ・ヤード』や“Madea's Big Happy Family”などの映画に出演し、女優業を開拓。一方でカニエ・ウェスト(Kanye West)の“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”にゲスト・ボーカルとして参加するなど音楽活動も続けていた彼女は、今年1月1日にワーレイ(Wale)をゲストに迎えた新曲“Make You Move”の音源を公開。後日、「クビになったわけじゃないの。お互い合意の上の、正式な解約よ」とStar Trak/Interscopeとの契約が終了していることを発表し、フリーな状態になった上でミックステープをリリース予定であることを明かした。
そしてティアーナは予告どおりミックステープ“The Misunderstanding of Teyana Taylor”を3月12日に発表。タイトルやジャケット・アートワークでインスパイアされているローリン・ヒル(Lauryn Hill)の言葉からスタートするこのミックステープには、先のワーレイに加えてファボラス(Fabolous)、ジェイダキス(Jadakiss)、トラヴィス・ポーター(Travis Porter)がゲスト参加し、プロデューサー陣にはジェイ・Z&カニエ・ウェスト(Jay-Z & Kanye West)“Niggas In Paris”などで知られるヒット・ボーイ(Hit-Boy)や、ファレルの弟子格である兄弟デュオ、クリスチャン・リッチ(Christian Rich)らが参加。以前に発表していたドレイク(Drake)“Marvin's Room”のカバーとなる“Her Room”なども収録されている。ティアーナはすでに自ら監督を務め、“Make You Move”と、ハニー・コケイン(Honey Cocaine)を迎えた“Bad Boy”のミュージックビデオを制作中とのこと。“Make You Move”では故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)風の格好をし、持ち前のダンス・スキルを生かしてトリビュート的な踊りを披露しているようだ。
なおティアーナは現在、いくつかのレーベルと交渉中とのことだが、カニエ・ウェストのG.O.O.D. Musicのコンピレーションに参加する予定であることから、G.O.O.D.入りするのではとも噂されており、“The Misunderstanding of Teyana Taylor”のジャケットでも一連のG.O.O.D.作品などで使われているような金の額縁が見られる。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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