
(04/04)
実在の、しかも存命の有名ドラッグ・ディーラーの名前を借りて芸名にしているラッパーのリック・ロス(Rick Ross)が、その「元ネタ」である“フリーウェイ”リッキー・ロス(“Freeway” Ricky Rossまたは“Freeway” Rick Ross)から名前の無断使用について訴えられていた裁判が決着。「ラッパーのリック・ロス」が「ギャングのリック・ロス」に勝訴した。
“フリーウェイ”リッキー・ロスは2010年にリック・ロスを名前を無断使用したとして1000万ドル(約8億2千万円)の損害賠償を求めて訴えを起こしたがこれは同年に棄却。これを不服として再度裁判を起こしていたが、結局、リック・ロスという名前を使うことは問題ないと判断されたことになる。“フリーウェイ”はラッパーのリック・ロスがその芸名を使ってデビューした時点では麻薬取引の罪により服役しており、出所後に訴え出た形になるが、もしこの名前の使用が問題だとすると、2年間の時効が切れる出所前に訴えるべきだったとのだとか。
麻薬組織の大物として名を馳せた“フリーウェイ”・リッキー・ロスは、南米からアメリカ合衆国への麻薬密輸を行なっており、政治スキャンダルにもなったイラン・コントラ事件にもかかわったという人物で、1996年から2009年まで服役していた。一方のリック・ロスは一時「リック・ロゼイ(Rick Rozay)」との芸名変更も噂されたが、新作“God Forgives, I Don't”リリースに向けて無事に準備を進められることになった。
(photo by #shotbydrew for thecomeupshow)
ニュース提供:bmr.jp
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