
(04/06)
日本でも数年前に再上陸した大手ハンバーガー・チェーン、バーガーキングの新CMにベテランR&Bシンガーのメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)が出演したものの、トラブル続きとなってかえって注目を集めている。
バーガーキングは、エアロスミスのスティーヴン・タイラーや女優/監督のサルマ・ハエック、人気サッカー選手のデイヴィッド・ベッカムら有名人を起用して新商品クリスピーチキン・ラップのためのコマーシャル映像を展開、そのひとつにメアリーも出演。昨年末に発表した最新作“My Life II...The Journey Continues (Act 1)”に収録の“Don't Mind”を「クリスピーチキン、新鮮なレタス、3枚のチーズ……」とメアリーが替え歌する30秒のCMで、米時間で4月2日からバーガーキングの公式YouTubeチャンネルで公開された。
しかし、このメアリー版のCMは放送開始から1日も待たず公開中止に。バーガーキング側はメアリー側に最終的な許可を得る前に公開してしまったため一旦引き下げたと説明、すぐに再公開するとした。しかしすでにインターネット上で拡散してしまったこの映像を観た視聴者からはこのCMの内容について、テーブルの上に立ち、サングラスをかけて歌っているメアリーの姿が「道化のようだ」として、黒人女性への偏見が込められた演出だという批判が飛び出している。また一部では「メアリーがこんなことをするはずがない」とエイプリルフールのジョークの一環と信じた者もいたようだ。
これに対しメアリーは、ゴシップサイトTMZからの直撃取材に応じて、CMが自分の想像していたようなものではなかったと説明、「私もファンがあれを観て怒ったのは理解できるわ。あなたがメアリーのファンなら、あなたが観たような未完成なものを私が許すはずがないだろうって分かると思う」とバーガーキング側を批判。バーガーキング側も、最終的な許諾を待たずに公開してしまったことを詫びており、「あれは完成版ではなかった」とし、現在急いで作業中であり、まもなく完成版を放送できるだろうと説明している。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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