(04/16)
インディペンデントでの活動ながら昨年発表した商業デビュー作“Blue Slide Park”が見事全米Billboardチャート初登場1位を獲得、アメリカだけでも約30万枚を売り上げるなど人気を拡大している白人新鋭ラッパー、マック・ミラー(Mac Miller)が、先日発表したミックステープ以外にも2012年内にあと3作品を発表する予定だという。
3月下旬にも自身の新作ミックステープ“Macdelic”を公開したばかりのマック・ミラーだが、すでに公表されているベテラン・プロデューサー/DJ、DJジャジー・ジェフ(DJ Jazzy Jeff)とのコラボレーション作“'92 Till Infinity”の他にも色々とコラボ作を準備中のようだ。4月7日に開催されたヒップホップ音楽イベント「Paid Dues Festival」の会場で米Billboard誌のインタビューに答えたマック・ミラーは、「年末までに3つのコラボレーション・プロジェクトに取り組む予定だ。ひとつは間もなく出るよ。誰とコラボしているかは言えないけど、どれもクレイジーでどれも本当にドープだ。俺にとって今必要なことだと思うだよ、他のアーティストと組むことで新しい音楽を探求し、拡げ、生み出すことがね」とコメント。ジャジー・ジェフとの“'92 Till Infinity”は今年の夏発表予定と言われており、「間もなく出る」ひとつというのはこれのことのようだ。
また、インディながら全米チャート1位を獲得し、Billboard誌の表紙を飾るだけでなく、米経済誌Forbesで特集まで組まれたマック・ミラーは、環境の変化について尋ねられると、「他人からのプレッシャーは感じないが、自分からは感じるね。自分にかけてる期待が大きいから。自分のアルバムが全米1位に作ったつもりはないけど、自分には期待していた。次のアルバムでも、もう一度全米1位取れるよう考えることはもちろん、前のアルバムより良い作品になるよう取り組んでいるよ」と二十歳らしからぬ冷静さを見せている。
最近では、自ら“Macdelic”収録曲の中の最重要曲と公言する“The Question”に迎えた超人気ラッパー、リル・ウェイン(Lil Wayne)が清涼飲料マウンテンデューと組んだプロモーション企画「DEWeezy」の第一弾CMにも出演するなど幅広い活躍を見せているマック・ミラーだけに、今後の展開も気になるところだ。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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