
(04/18)
90年代後半にヒップホップやR&Bに過去のジャズやソウルを融合させたスタイル‘ネオ・ソウル’の旗手として音楽シーンに登場し、ここ日本でも人気のシンガー、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)が、2012年内に新作を2枚リリースする予定だという。
DJ名義のロー・ダウン・ロレッタ・ブラウン(Lo Down Loretta Brown)としての活動も昨年スタートさせたエリカ・バドゥだが、現在は、ここ最近の彼女の共同制作者でツアーの音楽ディレクターなども務めているRC・ウィリアムズ(R.C. Williams)や、ジャーボーン(Jahborn)らと地元ダラスで結成したグループ、カンナビノイズ(The Cannabinoids)としてのアルバムを鋭意制作中。カンナビノイズは、Red Bullとのコラボレーションで今年2月から新作のサウンドを一部公開しており、ヒップホップをベースに、サイケデリックなサウンドを聴かせたものになっているようだ。女性誌Sister 2 Sisterの取材の中で、「私たちはその場で即興でパフォーマンスするの。スタジオでは誰かがやったものを再構成したりして制作しているわ。私たちのテーマは、『人間の脳と、中毒の科学へようこそ』というもの。夢中にさせてあげるわ」と話している。ちなみにグループ名に使われているカンナビノイドとは大麻が含有している生理活性物質の総称で、多幸感,鎮痛、幻覚等の精神神経反応を引き起こす。
またエリカは、カンナビノイズとしてのアルバムと共に、自身のソロ新作の制作も進行させており、いずれも発売日などはまだ決まっていないようだが、「息がつけてだらだらできる場所を自分に提供したの。でも取りかかっているアルバムを完成させることは、いま私が追い求めている瞬間でもある。今年は本当に一生懸命働くわよ。曲を書いてる時間はもうあまりないけど、私にはできる」ともコメントしており、年内のリリースに向けて早く完成まで漕ぎ着けたい様子だ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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