
(04/24)
今年のXXL誌の注目MC企画にピックアップされた後、T.I.のレーベルGrand Hustle Recordsとの契約を発表したオーストラリア出身の白人女性ラッパー、イギー・アザリア(Iggy Azalea)。現在、米ロスアンジェルスを拠点に活動中のイギーは、すでにInterscope Recordsとのメジャー契約も手にしており、ボスT.I.自らがエグゼクティヴ・プロデュースを務めるデビュー作“The New Classic”を準備中だ。
ところが、そのデビュー作に選んだアルバム・タイトルが、米MTVが4月11日からスタートさせたばかりのヒップホップの討論番組『ヒップホップPOV』でヤリ玉に挙げられた。同番組は、ラジオDJやDef JamのA&R、ライターなど5名がパネリストとして最新ヒップホップ・ニュースを議論したり、アーティストにインタビューするという内容。時代を超えて広く支持される「名盤」を指す「クラシック」という言葉を、ブロンド美人ラッパーがデビュー作に用いていることに対して、「自身の重圧になるので変更した方が賢明」などと批判。これに対してイギーは「世間が’クラシック’と聞いてドクター・ドレー(Dr. Dre)、ナズ(Nas)やジェイ・Z(Jay-Z)などの作品を思い浮かべることは分かっているわ。でも、クラシックになる要素には、その作品を聞いた時期やタイムカプセルのような想い出も含まれていると思うの。ファンのみんなに、私のアルバムをいつどこで聴いたかを思い出してもらいたいという気持ちを込めて‘The New Classic’としただけよ」などとコメントを寄せている。
最新インタビューでは、ホログラム映像での復活が話題の2パック(2 Pac/Tupac Shakur)の楽曲Baby Don't Cryの影響でラップが好きになったことを明かしたイギーは、3月末にはT.I.がゲスト参加した同作からのファースト・シングル“Murda Bizness”も発表している。さらにデビュー作に先駆けて5月にミニアルバム“Glory”をリリースすることも発表。「5月は’Grory’(栄光/繁栄)の月。EPタイトルは“Glory”よ。アザリアン(※自身のファンのこと)のみんなも新しいものが必要でしょ」とTwitterで予告している。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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