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ジェニファー・ハドソン、家族殺害事件で第一発見者として証言台に
(04/25)
映画『ドリームガールズ』で2006年にアカデミー最優秀助演女優賞を獲得、満を持して歌手としてのデビュー作を発表した直後となる2008年10月に、母、兄、甥を義兄に殺害されるという痛ましい事件に遭ったジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)。この殺人事件の公判が始まり、ジェニファー・ハドソンが第一発見者として証言台に立った。

2008年の10月24日、シカゴの自宅で母ダーネル・ドナーソン(Darnell Donerson)と兄ジェイソン(Jason Hudson)が射殺体で発見され、その3日後、行方不明となっていた7歳の甥っ子ジュリアン・キング(Julian King)も遺体で発見された。ジェニファーの姉ジュリア(Julia Hudson)の別居中の夫で、ジュリアン・キングの父親であるウィリアム・バルフォア(William Balfour)が当初から容疑者と見られていたが、同年12月に犯人として正式に逮捕され、起訴された。

ウィリアム・バルフォアはこの3件の殺人にたいしいずれも容疑を否認しており、バルフォアの弁護側の要請により公判開廷がずっと延期されていたが、今年1月になって延期要請が却下され、ようやく4月23日の開廷が決まった。そして23日朝、ジェニファー・ハドソンは遺体の第一発見者として証言台に立った。公判では、ジェニファーが中学の頃からウィリアム・バルフォアとは知り合いだったものの、「決して友人ではありませんでした」「私はずっとウィリアム・バルフォアと距離を置くよう務めていました。彼を見かけたら離れるようにしていました」と嫌っていたことを明かし、「私は姉に、何度も何度も結婚するなと話しました。私たち家族には、彼の姉にたいする態度がとても好ましいものとは思えなかったからです」と姉ジュリアがウィリアム・バルフォアと結婚することに反対していたと語った。また最後に家族に会ったのがジェニファーの家にサプライズで訪問を受けたときで、「母、兄、姉、そして私たちの犬がいたんです。とても驚きました。家族みんながいました。それが最後でした。あの訪問を授けてくれて、神様ありがとう」とも話したという。午後には姉のジュリアも出廷し、「彼は言いました、『俺と別れる気なら、お前は最後に死ぬだろう。まずお前の家族を殺してやる』、と」など証言をしている。公判はあと4週間は続く予定とのこと。

事件直前の2008年9月にデビューアルバムを発表していたジェニファー・ハドソンは、バルフォア逮捕後から徐々に活動を再開させ、2009年2月にはデビューアルバムでグラミー賞最優秀R&Bアルバム部門を獲得し、オスカーとグラミー両方の栄誉を手にした。音楽、映画共に順調に活動を続けており、プライベートでも婚約しているプロレスラーのデイヴィッド・オトゥンガ(David Otunga)とのあいだに2009年、一児をもうけている。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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