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故2パック、コーチェラでの「復活」効果でセールス急増
(05/01)
4月に開催された米野外音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」で、ドクター・ドレー(Dr. Dre)&スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)のステージで披露されたホログラム技術による故2パック(2Pac)の‘復活’が大きな話題を呼んでいるが、当の2パックの過去カタログの売り上げにも大きく貢献したようだ。

4月15日と22日の日曜日公演でヘッドライナーを務めたドレーとスヌープのステージで、ホログラム技術によって‘復活’を果たし、プログラムによって生前にないボーカルも生成し実際に‘共演’をした故2パック。すでに死後15年以上が経つが、この‘復活’パフォーマンスが大きな話題を呼んだことでセールスが急増。1998年発表のベスト盤“Greatest Hits”が米Billboardアルバム総合チャート129位に再エントリーしたほか、“All Eyez On Me”、“Me Against The World”などのオリジナル・アルバムもセールス増となっている。シングルでも、コーチェラで披露された“Hail Mary”が前週比1530%増という驚異的な伸びで13000ダウンロードを記録、他にも“2 Of Amerikaz Most Wanted”や代表曲“California Love”などの急上昇が起こっている。

「生前に歌ったことがない曲、喋ったことがない内容でもプログラムで生成できる」というこのホログラム技術による故人の復活は、世界中に大きなインパクトを与えており、再結成ツアーを予定しているジャクソンズ(The Jacksons)とTLCがそれぞれ故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)とレフト・アイ(Left Eye)を蘇らせることを検討していると明かしている。またMTVなど音楽メディアが「復活させたいアーティスト」のファン投票を行っているほか、色々なアーティストが今回の件に絡んで「復活させたいアーティスト」を挙げる一方、ラッパーのワカ・フロッカ・フレイム(Waka Flocka Flame)は「気に食わないね。故人を使ってこんなことするべきじゃない」とコメントするなど、倫理的な問題も含め反対論も拡大しており、しばらくはこの話題が続きそうだ。(t)

ニュース提供:bmr.jp

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