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アンドレ3000主演のジミヘン伝記映画、ついに撮影開始
(05/08)
『フォー・ブラザーズ/ 狼たちの誓い』、『アイドルワイルド』などの映画に出演、俳優としても活躍している鬼才ラッパー/プロデューサーのアンドレ3000(Andre 3000 of Outkast)が実に10年前から取り組んでいるジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)伝記映画だが、ついに撮影開始となるようだ。

2003年のローリング・ストーン誌で「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第1位となるなど、今なお「天才ギタリスト」として賞賛され、プリンス(Prince)やディアンジェロ(D'Angelo)など多くのアーティストに大きな影響を与えたジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)。この生涯をアンドレ3000主演で映画化するという話は2002年頃から持ち上がっていたものの、楽曲の使用許諾が下りないといった難関がたびたび立ちはだかり、その度に頓挫。2010年の没後40周忌には未発表音源集も発売されたものの、伝記映画についての良いニュースは聞こえてこなかった。

しかし昨年、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』にヒロイン役で出演している女優のヘイリー・アトウェルが、次回出演候補作をコメントする際にこのジミヘン伝記映画について言及、「アンドレ3000がジミ・ヘンドリックス役」と説明したことからふたたび映画化実現への期待が高まっていたが、ついに撮影まで漕ぎ着けたようだ。

これはアイルランドのメディア、ISTN(The Irish Film & Television Network)が独占ニュースとして報じたもので、それによると今月5月の下旬にもアイルランドの東海岸部にあるウィックローで同映画の撮影がスタートする予定だという。映画は、ジミがキース・リチャーズ(Keith Richards of Rolling Stone)の当時の恋人に目をかけられたことがきっかけとなって渡英、ロンドンでジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)を結成し、デビュー作にして不朽の名作“Are You Experienced?”を制作、最初の成功を手にする1966年から1967年までを追う内容になるのだとか。映画のタイトルは“All Is By My Side”になる見込みで、脚本は、“Red Tails”、『アンダーカバー・ブラザー』、『Uターン』を手がけ、『スリー・キングス』の原案者としても知られるジョン・リドリーが担当する模様。以前の製作発表ではヒューズ兄弟を迎えたとされた監督についてもこのジョン・リドリーが担当するとあり、リドリーは脚本家/原案者であるためこの情報にはやや疑問符がつくところ。しかしダブリンの会社など3社が合同でWatchtower Film Productionsという製作プロダクションを組織してこの映画のプロデュースにあたるなど製作側の情報が細かく報じられており、ラインプロデューサーや撮影監督から衣装やメイク担当の名前まで明かされていることから、撮影開始の報道そのものの確度は高そうだ。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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