(05/10)
今年2月に亡くなったホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の元夫としても知られるR&Bシンガーのボビー・ブラウン(Bobby Brown)。ここ日本でも彼の髪型やファッションを真似した‘ボビ男’が登場するなど80年代から90年代にかけて一世を風靡した彼が、いよいよ15年ぶりのソロ新作をリリースする。
ティーン・グループだったニュー・エディション(New Edition)のメンバーとして1983年にデビュー、一躍ブレイクを果たし、1986年にはソロ・デビュー、特に1988年に発表した“Don't Be Cruel”が大ヒットするなど一世を風靡したボビー・ブラウン。2000年代に入ってからは音楽活動はあまり目立たず、代わりに飲酒運転での逮捕などの不祥事でゴシップ面を賑わせることが増えたものの、ニュー・エディションの再結成後から音楽活動を活発化させており、昨年には久々の新曲“Get Out The Way”を発表。1997年発表の“Forever”以来となる久々のソロ新作もアナウンスされた。
当初のリリース予定から遅れること1年以上、ついにニューアルバム“The Masterpiece”が6月5日に発売される。ボーナスCD付の2枚組との話もあったが、現時点では3月に明らかになった全10曲の収録内容から変更がない模様で、先行リリースされていた“Get Out The Way”や、メイシー・グレイ(Macy Gray)の2010年発表のアルバム“The Sellout”に収録されていたデュエット“Real Love”などを収録。そして公式1stシングルとして“Don't Let Me Die”が選ばれており、ミュージックビデオが現地時間で5月15日に公開される予定。これは「君がいなくなって分かった、君がいないと俺はだめだ。俺を死なせないでくれ」という恋愛を歌った曲だが、プレスリリースでは「皮肉なことに、この曲は彼の元妻が亡くなる数年前に書かれたものです」とわざわざ断られている。ボビーは、先日出演したTV番組でホイットニーの死の原因となった薬物中毒について、「悲しいよ。俺はもうここ7年、クスリとの関係は切っていたから、彼女が苦しんでいたことは知らなかったよ。俺は、ホイットニーと会うまではクスリなんて手を出してなかった。大麻は吸ってたし、酒は飲んでたけど、俺がホイットニーをクスリの道に連れて行った張本人じゃない。俺が彼女を死に追いやったわけじゃない」とコメントしていた。
なおボビー・ブラウンは、この新作のプロモーションも兼ねてTV出演が色々と決まっているほか、ニュー・エディションのツアーも5月10日からスタート予定で、ツアー先でもあるホノルルで6月15日に、婚約しているアリシア・エサリッジ(Alicia Etheridge)との挙式も計画しているという。ボビーはアリシアとの間に2009年に1児をもうけている。(t)
“The Masterpiece” tracklisting:
1. Get Out The Way
2. Exit Wounds
3. Set Me Free
4. Damaged
5. Starmaker
6. I Just Can't
7. Man I'm Gonna Be
8. Don't Let Me Die
9. Real Love (ft. Macy Gray)
10. All Is Fair In Love
ニュース提供：bmr.jp
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