(05/10)
90年代からNYクイーンズ地区を代表するラップ・デュオとして根強い人気を誇るモブ・ディープ(Mobb Deep)のプロディジー(Prodigy)が、2月に無料公開したミックステープ“H.N.I.C. 3”と同タイトルのスタジオ・アルバムを7月3日にリリースするという。
これはプロディジー本人が、8日付けTwitterで「“H.N.I.C. 3”の公式発売日は7月3日」とだけ告知したもの。もともと“H.N.I.C. 3”は、高く評価された2000年のソロデビュー作“H.N.I.C.”および2008年の“H.N.I.C. pt.2”として公式アルバムに用いられてきたタイトルで、改めてシリーズ第3弾として“H.N.I.C. 3”が制作された模様。
収録曲の大半は獄中で書き溜めた曲だという同作のプロダクションは相棒ハヴォック(Havoc)とアルケミスト(the Alchemist)ら長年の盟友が担当。プロディジーの同シリーズに強い印象を受けたことを理由に自身の新作タイトルに"O.N.I.F.C.”と省略形を用いたウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)とのコラボが実現した“Co-Pilot”や女性ボーカリスト、エスター(Esther)との“Gangsta Love”のほか、T.I.との楽曲もレコーディングを終えているという。
また、先月、何者かがハヴォックのTwitterアカウントをハッキングしてプロディジーを非難するコメントを連投したため、「モブ・ディープの分裂説」がネット上を駆け回った事件について、プロディジーは「モブは健在だ。次のアルバムをホットにするために制作を続けているよ。だがモブ・ディープのアルバムはまだ俺たちが納得した状態じゃないから、その間に何か別のプロジェクトを出すかもしれないが」などとコメント。Sony傘下の配給レーベルREDのお陰で、スケジュールに縛られることなく音楽制作ができる今がベストな状態にあるとのこと。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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