
(05/15)
ラッパーとしてだけでなく、ビジネス面でも次々と大きな仕事を成功させているジェイ・Z(Jay-Z)。自身、コーチェラや英グラストンベリーなどの大規模音楽フェスティバルでヘッドライナーを務める彼が、新たな音楽フェスを立ち上げた。
今月11日に自身のオフィシャル・サイト Life+TImesでライブ映像と米フィラデルフィアの街並みを組み合わせた予告編映像を公開、意味深なこの映像が新たな音楽フェス発表を意味することが一部で報じられていたが、報道どおり、米時間で14日、ジェイ・Zはフィラデルフィア美術館で記者会見を行い、今年9月に「Budweiser Made in America」という音楽フェスを立ち上げることを発表した。
アメリカ合衆国における「労働者の日」の週末に開催予定というこの新フェスは、フィラデルフィアのフェアマウント・パークで今年9月1日と2日の2日間にわたって開催される。ジェイ・Z自ら1日のヘッドライナーを務めるだけでなく、出演アーティストのラインナップも選定。ジェイ・Z以外に28組のアーティストが参加する予定で、ヒップホップ、R&Bからロック、ラテン、ダンス・ミュージックまで多彩なジャンルにまたがる一大イベントとなる。チケットは5月23日から発売予定で、イベント名にも名を冠しているアンハイザー・ブッシュ社のバドワイザーの公式Facebookでは22日に先行発売される予定。
ニューヨーク出身であるジェイ・Zが開催地に「兄弟愛の市」フィラデルフィアを選んだ理由として彼は、「フィラデルフィアはもっとも象徴的な都市のひとつ」「俺が契約した素晴らしい才能あるフィリーのアーティストたちを見れば、フィリーへの俺の愛はみんな分かることだ」と説明。この記者会見にはそのフィリー出身のラッパー、フリーウェイ(Freeway)もサプライズ出演し、ファンを驚かせたとか。参加アーティストはまだ発表されておらず、妻ビヨンセ(Beyonce)は参加するのか?との記者からの問いには「できるかぎり参加してもらえるよう調整中。ちょっとスケジュール上難しくてね。うまくいくといいんだが」と答えているほか、最近お気に入りのアーティストとしてマイケル・キワヌカ(Michael Kiwanuka)の名を挙げている。また、カニエ・ウェスト(Kanye West)とのコラボ作“Watch The Throne”の第2弾を制作予定なのではとの噂については「分からないね。実際、“Watch The Throne 2”に取りかかってるわけじゃないし。現状はその件はいったん横に置いている」と否定した。
なお、NBAブルックリン・ネッツの共同オーナー、スポーツバー・チェーンの40/40、Facebokでのアプリ展開など様々なビジネスを行なっているジェイ・Zだが、このフェス立ち上げの他にも、アルコール・ブランドのバカルディとコラボレーションし、「D'usse」(デューセイ)という高級酒ブランドも開始すると発表。矢継ぎ早やに新たなビジネス展開を進めている。
ニュース提供:bmr.jp
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