
(05/17)
新鋭ながら、それぞれジェイ・Z(Jay-Z)やドクター・ドレー(Dr. Dre)といったヒップホップ界の重鎮から才能を認められた、J・コール(J. Cole)とケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)というラッパーふたりのコラボレーション作は順調に制作されているようだ。
ジェイ・ZのRoc Nationの第1弾アーティストとして華々しくお披露目され、昨年ようやくデビュー作“Cole World: The Sideline Story”を発表し、米Billboardアルバム総合チャートで初登場1位を獲得するなど着実に人気ラッパーへの一歩を刻んだJ・コール。一方、デジタル配信でリリースしたアルバム“Section.80”が絶賛を集め、今年にはいって所属レーベルが、Interscope Recordsとその傘下レーベル Aftermath Entertainmentとのジョイント・ベンチャー契約を締結し、次回作ではメジャーに打って出ることとなったケンドリック・ラマー。共に今後のさらなる活躍が期待される新鋭ラッパーのふたりは、どちらも西海岸で育っており、ラマーのシングル“HiiiPoWeR”のプロデュースをJ・コールが手がけるなど親交があった。
昨年にもコラボ作を制作しているとの話が浮上、お互いにその出来に自信をみなぎらせていたが、J・コールが改めてコラボ作をリリースする旨を明かした。先日ラスベガスのラジオ番組に出演したJ・コールは、「このあいだケンドリックと制作を開始した。ようやく、だよ」とコラボ作制作が動きだしたことをコメント。以前も無料のミックステープではなく、オフィシャル・アルバムとしての発売を目指すと意気込んでいたが、改めて「アルバムにするよ」と語った。すでに4、5曲は出来上がっているとのことで、順調に進んでいる様子。またこのインタビューでJ・コールは、ラマーの才能を改めて賞賛している。
なおJ・コールは、今年5月現在で60万枚以上を売り上げているデビュー作“Cole World”の発売直後にも、2012年に自身の新作を出すことを予告。また、ケンドリック・ラマーもメジャー・デビュー作となる“Good Kid In A Mad City”を準備中で、4月にはドレーが参加して話題を呼んだシングル“The Recipe”をリリース。先日のコーチェラ音楽祭でもドレーと共演し、この曲を披露した。アルバムにはファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)やQティップ(Q-Tip)など豪華プロデューサーが参加することで注目を集めている。
ニュース提供:bmr.jp
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