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カニエの短編映画がカンヌでプレミア上映、ジェイ・Zらも駆けつける
(05/25)
カニエ・ウェスト(Kanye West)が、予定どおり短編映画“Cruel Summer”を予定どおり5月23日に第65回カンヌ国際映画祭でプレミア上映。主演のキッド・カディ(Kid Cudi)や、前日まで共に「Watch The Throne Tour」のロンドン公演を行っていたジェイ・Z(Jay-Z)らも駆けつけた。

カニエ・ウェスト率いるG.O.O.D. Musicの面々によるコンピレーション・アルバムと同名となるこの短編映画は、ラグジュアリーな大型カジノホテルに特設されたピラミッド型テントの中に、7つのスクリーンを用いた映像体験技術「7Screen Experience」を設置してプレミア上映が行われた。恋人と噂されるキム・カーダシアンを伴ってプライベートジェットでカンヌ入りしたカニエは、ふたり揃って取材陣のカメラの前に立つなど到着時からサービス満点。プレミアに訪れたゲストの中には、ジェイ・Zやキッド・カディのほか、ビッグ・ショーン(Big Sean)、プシャ・T(Pusha T)も駆け付けたとか。

公開された短編映画“Cruel Summer”はおよそ30分の作品で、G.O.O.D. Music所属のラッパー、キッド・カディを主演に据えたもの。カディ扮する車泥棒が、アラブの美しい盲目のプリンセスと恋に落ち、その父親から結婚の条件として「彼女の目を見えるようにすること」を挙げられる、というストーリーで、“Mercy”のリミックス・バージョンなど噂どおりG.O.O.D. Musicの新曲も多くフィーチャーされていたとのこと。カニエは今回の作品について、「スクリーンを分けることにはかなりこだわったんだ。これを観た人は、もう1回観たい、もっともっと観たいと思うようになるはず。左のスクリーンや右のスクリーンに見逃した映像があるだろうからね。でもこれは人生で経験することと同じようなもの」「俺は世界最高の監督というわけではないが、これはみんなを刺激するような驚きのアイディアだと思う。このアイディアは、いつかみんながこんな風に映画を観られればいいっていう夢のようなものだったんだ」などと説明している。

この短編映画“Cruel Summer”は、カンヌ映画祭において24日と25日にはパブリックビューイング上映がされるほか、撮影の舞台となった中東カタールの首都ドーハで今年11月に開催されるドーハ・トライベッカ映画祭への出品も決定しているとのこと。(t)

ニュース提供:bmr.jp

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