
(05/30)
兄弟ラップ・デュオ、クリプス(Clipse)の片割れで、ソロとしてカニエ・ウェスト(Kanye West)率いるG.O.O.D. Musicと契約しているラッパーのプッシャー・T(Pusha T)による批判曲“Exodus 23:1”に怒り、Twitterで「ファック」とコメントしていた人気ラッパーのリル・ウェイン(Lil Wayne)が、コメントだけでは収まらずに反撃曲“Goulish”を公開した。
「別の親玉と契約しているアーティストに契約してもらっているお前、親玉は他にも3人と契約済みで、お前の運命は不幸確定」とバードマン(Birdman)、リル・ウェインという2重体制になっているYoung Money / Cash Money一派を攻撃しているフレーズが飛び出すプッシャー・T“Exodus 23:1”に対して、Twitterで呟いたのと同じ「ファック、プッシャー・Tとヤツを愛する連中すべて……」と始まるリル・ウェインの“Goulish”は「そこらじゅう血だらけ、オレの周りはブラッズだらけ(※血を意味するブラッズはリル・ウェインもメンバーと自称するギャング団の名前) / オレはエイリアン、お前がプリンス・オブ・ベルエアー(※ウィル・スミスのこと)じゃないことを祈る」などと辛辣なラップを展開。また、以前にウェインの‘父親がわり’であるバードマンが、プッシャー・Tらクリプスを迎えて、暗に「逆らった者は殺す」とラップした曲“What Happen To That Boy?”を発表していたが、ここでのバードマンによるフレーズを最後に引用し、「奴はしゃべりすぎた、俺たちはヤツを撃ち殺す」と締めくくっている。
一方、クリプスのもうひとりで、プッシャー・Tの兄にあたるノー・マリス(No Malice)からも応援コメントが出たプッシャー・Tは、“Exodus 23:1”のミュージック・ビデオまで公開。ヒップホップ業界ではおなじみのこうした対立劇(ビーフ)だが、スター級がお互いに一歩もひかない構えを見せている状況は久しぶりのこと。今後の展開が注目される。
ニュース提供:bmr.jp
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