
(06/06)
人気ラッパーのリル・ウェイン(Lil Wayne)とプッシャー・T(Pusha-T)の対立=「ビーフ」が注目を集める中、プッシャー・T側と同じG.O.O.D. Music所属にもかかわらず、リル・ウェインの新曲に参加していることが明らかになったラッパーのビッグ・ショーン(Big Sean)が、「ビーフはおれたちにとっては意味がない」と発言した。
先日ビッグ・ショーンはリル・ウェインの新曲“My Homies Still”にフィーチャーされていることが明らかになり、仲間のプッシャー・Tが対立している相手との共演に驚きの声が上がっていた。この問題についてフィラデルフィアのラジオ局Wired 96.5の取材に応えたビッグ・ショーンは、「ビーフはもういいと思う。オレはリル・ウェインともプッシャー・Tとも、みんなとクールな関係だ。ビーフはおれたちにとっては意味がないって、わかってるんだよ」「俺たちは誰かと言い争うためにこのポジションにいるわけじゃない」とコメント、派閥抗争への発展を否定している。
ラッパーの間では昔から「ビーフ」と呼ばれる対立劇が繰り広げられており、純粋なラップ・スキルやアーティスト人気を競う争いから注目を集めるための話題作りまで、多くのビーフがヒップホップ史に刻まれてきた。特に2000年代に入ってからは、50セント(50 Cent)が次々に他のアーティストを攻撃、話題を集めることで人気を拡大するのに成功。その手法が広く周知されたためか、ここ最近でもコモン(Common)対ドレイク(Drake)、コンシークエンス(Consequence)対カニエ・ウェスト(Kanye West)、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)対B.o.Bなどのビーフが起きたが、盛り上がりには欠け、こういった対立は下火になっていた。
(photo by thecomeupshow)
ニュース提供:bmr.jp
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