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マイケル・ジャクソンを世界的スターに導いたクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)、そのマイケルを手がけたテディ・ライリー(Teddy Riley)やロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)、ホイットニー・ヒューストンを常に支え続けたクライヴ・デイヴィス(Clive Davis)……。名スターたちのバックにいる重鎮プロデューサーたちの貴重なインタビュー集となる単行本『bmrレガシー スーパープロデューサーズ』が6月13日に発売される。
過去に音楽専門誌『bmr』に掲載されたインタビューを中心としたこの本は、テディ・ライリー、ロドニー・ジャーキンス、クインシー・ジョーンズやクライヴ・デイヴィスらのほか、ジャネット・ジャクソン仕事などで知られるジミー・ジャム&テリー・ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)、ホイットニー・ヒューストン“Exhale (Shoop Shoop)”やボーイズIIメンの大ヒット曲などを手がけたベイビーフェイス(Kenneth "Babyface" Edmonds)、そのベイビーフェイスと共にキャリアをスタートさせ、現在はEpic Recordsのトップを務めるなど音楽業界に強い影響力を持つLA・リード(Antonio "L.A." Reid)、TLCなどを手がけたダラス・オースティン(Dallas Austin)、90年代後半に‘ビート革命’を起こしたティンバランド(Timbaland)、アリシア・キーズの夫としても知られるスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)、ブラック・アイド・ピーズの頭脳としても活躍するウィル・アイ・アム(will.i.am)、エリカ・バドゥやディアンジェロの仕掛人キダー・マッセンバーグ(Kedar Massenburg)などの貴重な発言を掲載。
クインシー・ジョーンズは、黒人音楽の本質を「ソウルの共同体(コレクティヴ・ソウル)そのもの」と語り、LA・リードは13歳のアッシャーと契約したときのエピソードを明かし、ティンバランドは「俺の音楽なんて全然難しくない、アース・ウィンド&ファイアやリック・ジェイムスがやっていた音楽の方がずっとずっと革新的で難しい」と謙遜する一方で同郷のネプチューンズへのライバル心をのぞかせ、そのネプチューンズのファレルは「歯の詰め物フェチ(?)」という意外な嗜好を披露したりと、インタビューならではの濃密な内容になっており、近年では少女時代などを手がけていることでも知られるテディ・ライリーがその数年前から「アジアでのマネージメント」を設け、アジア市場を重要視していたことも分かる。ホイットニーの最後のアルバム“I Look To You”(2009年)リリース時のインタビューとなったクライヴ・デイヴィスの項は、雑誌未掲載分も収録。数々の業界裏話から、ふだん表にはあまり出てこない‘裏方’の意外な素顔まで知ることのできる一冊となっている。
bmrレガシー スーパープロデューサーズ
bmr編集部 編
定価1995円(1900円+税)ISBN978-4-906700-31-8
A5 160ページ
【登場プロデューサー】
テディ・ライリー
ジミー・ジャム&テリー・ルイス
ベイビーフェイス
LA・リード
ダラス・オースティン
ティンバランド
ロドニー・ジャーキンス
スウィズ・ビーツ
ネプチューンズ
ウィル・アイ・アム
キダー・マッセンバーグ
ディディ
ジャーメイン・デュプリ
クライヴ・デイヴィス
クインシー・ジョーンズ
ニュース提供:bmr.jp
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