(06/13)
トム・クルーズら出演のロック・ミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』(9月公開)や、ニーナ・シモン(Nina Simone)伝記映画など女優業が盛んなR&Bシンガーのメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)が、今度はマルコム・X(Malcolm X)の妻、ベティ・Xことベティ・シャバズ(Dr. Betty Shabazz)を演じるという。
メアリー・J.ブライジが出演すると言われているのは、TV映画“Parallel Lives”。これは、キング牧師の妻コレッタ・スコット・キング(Coretta Scott King)とベティ・シャバズという、共に活動家の夫を暗殺された未亡人ふたりの関係と人生を描く作品になるという。以前にメアリーは「次はベティを演じることになるから、いま準備中なの。彼女のことをネットで勉強してるし、彼女のインタビュー映像を観たりしているわ」と役作りしていることを明らかにしていた。ベティ・シャバズは、1997年に12歳の息子が起こした火事が原因で亡くなっており、コレッタ・スコット・キングは2006年にがんで亡くなっている。コレッタ役の女優など、映画詳細はまだ不明。
メアリー・J.ブライジは昨年には演技レッスンや方言指導、ピアノ・レッスンなどを積み、より一層女優業へと力を入れている。近年は2009年のタイラー・ペリー(Tyler Perry)の映画“I Can Do Bad All By Myself”に出演したほか、『ロック・オブ・エイジズ』でメイン・キャストを演じている。またジャズ/ソウルの伝説的なシンガー、ニーナ・シモン(Nina Simone)の伝記映画でニーナ役で主演を務めるが、こちらは以前から製作が進められているものの、公開時期などは発表されていない。なお、ジャーニー(Journey)やボン・ジョヴィ(Bon Jovi)といった80年代のロック・ミュージックを使ったミュージカルが元となる『ロック・オブ・エイジズ』でメアリーはジャーニーの「お気に召すまま」(“Any Way You Want It”)などをカバー。このサウンドトラックは日本で6月27日に発売される。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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