
(06/20)
日本ではタワーレコード株式会社が独自に運営、先日NTTドコモが子会社したことも話題になったタワーレコード。アメリカ本社は赤字清算のために売却され、2006年に最後の店舗を閉鎖したが、このタワーレコードの歴史をアーカイブ化しようと創業者であるラス・ソロモンが動きだした。
USA Today紙は6月18日、「タワーレコードを愛していたか? その歴史を保存する手助けを」と題した記事を掲載。1960年にカリフォルニア州サクラメントでタワーレコードを創設したラス・ソロモンがサクラメント歴史センターと「Tower Record Project」を立ち上げたことを報じた。このプロジェクトは、タワーレコードのファンや元従業員にたいし、同店の思い出や写真などを提供してもらい、かつて「世界で最大の音楽ストア」だったタワーレコードの歴史をアーカイブ化しようというもの。渋谷のタワーレコード開業時の写真なども保管されるという。もちろんソロモンも自身が所有するタワーレコードの歴史にまつわるものを提供、その量は200箱以上にもおよんだとか。「Tower Record Project」の公式サイトは18日に立ち上げられたが、21日には一号店のあったサクラメントでキックオフ・イベントも開催されるとのこと。また、タワーレコードの歴史にまつわるものを集めるだけでなく、3ヵ月間で30万ドル(およそ2300万円)を目標に寄付を呼びかけており、その後のアーカイブ作業などの費用に充てるとしている。
日本では先日、NTTドコモがタワーレコード株式会社の発行済み株式を追加取得し、出資比率を50.3%に高めて子会社化したことを発表している。(s)
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ニュース提供:bmr.jp
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