(06/21)
1996年にデビュー、“Only You”、“Cupid”、“It's Over Now”といったヒット曲を放つも解散してしまった男性4人組R&Bグループ、112(ワントゥエルブ)。以前からメンバーが再結成に前向きな姿勢を見せていたが、再結成ツアーがついに実現しそうだ。
2007年にグループ内の金銭トラブルなどから解散した112は、メンバーがそれぞれソロ活動をスタート。ダロン・ジョーンズ(Daron Jones)やQ・パーカー(Quinnes Parker)はそれぞれインタビューで112再結成の可能性を示唆、特にダロン・ジョーンズはTwitterでも再結成を予告するなどしていたが、米時間6月23日のニュージャージー州アトランティックシティ公演を皮切りに再結成ツアー「For The Fans Tour」を敢行。現在、9月までの4公演が発表されている。
メンバーのスリム(Slim)は、以前に「あいつらが俺の代わりのメンバーを加入させたと聞いた。もう俺の中では、それも別にかまわないって感じなんだ」と再結成を否定していたが、今回無事に参加する様子。MTVの取材に対し、「いろんなところで112のことを聞かれる。ファンは、全員がそろった姿を見たいってことだろ」とコメント。ただしこれを‘公式の’再結成とは考えたくないようで、以前にも「112がこれ以上新曲を出しさえしなければ、俺は満足だ」と語っていたように新作を作るなどの今後の活動については否定。「‘再結成’とも言いたくないけどね。ファンのためのツアーだから。ふつう、再結成というと新曲があったりスタジオでレコーディングをはじめたりって感じだけど……ファンをがっかりはさせたくないけど、それはないんだ。現時点では、ステージに一緒に立ち、一緒に歌うということだけ」と、あくまでも一時的なものであることを強調している。
なお、スリムは現在ソロとしてのニューアルバム“Cruise Control”を準備中。Q・パーカーもMalaco Recordsと契約し、ソロデビュー作“The MANual”を準備中。ダロン・ジョーンズもソロ新作“Rendition”を準備しており、先日新曲“Infatuation”をリリースしたばかりなど、個々のソロ活動も活発な状況だ。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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