
(06/26)
グルーヴ・セオリー(Groove Theory)やザ・ゲーム(The Game)などのマネジメントを務め、長くヒップホップ業界に関わってきたジミー・ヘンチマン(Jimmy "Henchman" Rosemond)が、麻薬密売組織の重要人物として昨年逮捕された事件などの裁判で、次々と有罪宣告を受けている。そのなかにはなんと、2パック(2Pac / Tupak Shakur)銃撃事件や、50セント(50 Cent)の取り巻きだったローウェル・フレッチャー(Lowell "Lodi Mack" Fletcher)殺害事件への関与も含まれている。
ジミー・ヘンチマンはCzar Entertainmentという会社を起こしてザ・ゲームなどのアーティストのマネジメントを担当。その裏で、音楽機材を収めるボックスにコカインを入れて売買取引きするなど、様々な組織犯罪に関与したとして昨年指名手配され、1ヶ月ほどの逃亡生活の末に逮捕された。ヘンチマンは麻薬密売やマネー・ロンダリングなど18件の容疑で起訴され、すでに14件について有罪となっている。
この裁判のなかで、ヘンチマンはヒップホップ業界を分断したことで悪名高い「東西抗争」のさなか、ニューヨークのスタジオで2パックが瀕死の重傷を負った事件への関与も認めたほか、50セントのG-Unit関係者だったローウェル・フレッチャーが2009年に殺害された事件についても有罪判決を受けた。フレッチャーは2007年、トニー・イエイヨー(Tony Yayo)と共に、当時14歳だったヘンチマンの息子を暴行した件で逮捕され、フレッチャーは息子に銃を向けたということもあって懲役刑となり、2009年、仮釈放後の2週間後に何者かによって殺害された。
なお、この麻薬密売組織摘発ではヘンチマンを含め19人が罪を問われている。
ニュース提供:bmr.jp
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