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アンドレ3000がビートルズ、マディ・ウォーターズをカバー
(07/04)
歴史に名を残すミュージシャン、ジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)の生涯を追う伝記映画でジミ役に扮し、撮影開始とともにパパラッチされている写真が「本人に激似」と評判のアンドレ3000(Andre 3000)だが、この映画の劇中でビートルズ(The Beatles)や伝説的ブルーズ・アーティストのマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)らの楽曲を披露するという。

このジミヘン伝記映画は、ジミ・ヘンドリクスの遺族がその遺産や権利を管理している団体 Experience Hendrix LLCから反対を受けているという状況下で製作が進められていることは既報の通りだが、同団体は映画内でジミ本人の楽曲を使うことすら許可していないという。これを受けて、映画は1966年から67年のロンドンを舞台とし、劇中ではジミが実際にカバーしたビートルズの“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”や“Wild Thing”、マディ・ウォーターズの“Mannish Boy”、「キング・オブ・スライドギター」ことエルモア・ジェイムス(Elmore James)の“Bleeding Heart”などをアンドレがパフォーマンスすることになったというのだ。

ヒップホップ・デュオ、アウトキャスト(OutKast)のメンバーであるアンドレ3000はラッパーとしておなじみだが、元々ファッション面などでもジミを意識しており、ルックスも似ている上に、この映画のために最近はギターも習得、まさにジミを演じるのにぴったりなアーティスト。しかし劇中音源のレコーディングそのものは、ギタリストのワディ・ワクテル(Waddy Wachtel)、ベーシストのリーランド・スクラー(Leland Sklar)、ドラマーにケニー・アロノフ(Kenny Aronof)といった超の付くベテラン・ミュージシャンたちが担当する模様だ。

また、ジミ・ヘンドリクスが名声を得るアルバム“Are You Experienced”以前に映画の焦点を絞ったことについて、製作側は「カート・コベイン(Kurt Cobain)の映画を作ろうとするのと同じだ。誰でも結末は知っている」とコメントしている。この映画は2013年のサンダンス映画祭出品を目指して制作が進められているとのことで、一般公開は早くともさらに先の2014年となる予定だ。

ニュース提供:bmr.jp

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