
(07/05)
1998年の米R&Bチャートで14週1位を獲得した“Nobody's Supposed To Be Here”などで知られるカナダ出身の女性シンガー、デボラ・コックス(Deborah Cox)が、およそ4年ぶりとなる新作を制作中で、「ダンス・アルバム」と「R&Bアルバム」の2作品に取り組んでいることを明かした。
2002年発表の“The Morning After”を最後にArista Recordsを離れ、インディペンデントで活動を続けているデボラ・コックス。2008年にはインディながら、ジャム&ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)やジョン・レジェンド(John Legend)らも参加したアルバム“The Promise”をリリース。それに続く久々の新作に取りかかっているようだ。
米セントルイスで行われたLGBTのイベント「PrideFest」のヘッドライナーを務めたデボラ・コックスは、地元メディア STLtodayの取材に応じ、今年1月から新作を制作中であることを明かした。彼女は「ダンス・アルバム」と「R&Bアルバム」の2作品を制作中で、「R&Bアルバム」にはここ数年制作した楽曲を、「ダンス・アルバム」には新曲と共にダンス・リミックスなどを収録する予定だという。また、2007年には‘ジャズ・ブルースの女王’ダイナ・ワシントン(Dinah Washington)をトリビュートした“Destination Moon”という作品も発表していたデボラは、「私はR&Bもダンス・リミックスも歌えるし、ジャズだって歌える」とコメント。“Destination Moon”のようなジャズ・トリビュート作品も計画しているという。彼女は、「最初の黒人女性エンターテイナー」とも称されるセントルイス出身のジョセフィン・ベイカー(Josephine Baker)について学ぶため以前からセントルイスを訪れたかったとも話している。彼女は新作制作のほか、今秋からは『ジキルとハイド』のミュージカルに出演、来年にはこのミュージカルでブロードウェイの舞台も踏むとのこと。
なお、デボラ・コックスは以前に故ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)と“Same Script, Different Cast”(2000年)でデュエットをしていたが、ホイットニーの死後にCBN Newsからの取材を受け、「あのレコーディングの時、私は結婚したばかりで子供はまだいなかった。彼女はそのことを気にかけてくれて、“家族を作りなさい。でもそれをビジネスに持ち込んじゃだめ”って言われたわ。“いつ子供を作るの?”って何度も聞かれた(笑)。家族のこと、家庭とのバランスの取り方とか、素晴らしいアドバイスをくれたの」と振り返っている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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